缶詰業界の定番商品「ホテイのやきとり」。一度は目にした人も多いはずのこの缶詰は、創業から88年の歴史を持つホテイフーズの看板商品だ。実は公式ホームページにて、同商品のアレンジレシピが公開されている。今回はそこから簡単&絶品レシピを2品ご紹介。
■【やきとりの豆乳柚子こしょう冷麺】なめらかなのに重くないさっぱり麺料理
まずは「やきとりの豆乳柚子こしょう冷麺」というレシピからご紹介しよう。
「ホテイのやきとり」といえば、そのまま食べても十分お酒のおつまみになるような奥深い味付けが特徴的。このレシピはそんな味付けを存分に活かしたお手軽メニューだ。そうめんと豆乳という意外な組み合わせも気になるが、そこに「ホテイのやきとり」がどう絡んでくるのか、期待が高まる。
≪用意する食材≫(今回の材料は一人分)
・やきとり 柚子こしょう味 GP4号(1缶)
・豆乳(200ml)
・そうめん(1束/50g)
・すだち(1個)
作り方は、まず中のタレを溶かすために、「やきとり 柚子こしょう味」を缶ごと軽く湯煎する。次に、冷やしておいた「豆乳(200ml)」に温めたやきとりをタレごと加え、よく混ぜておく。スープができたら「そうめん(1束/50g)」を袋の表記に従って茹で、茹で上がったら麺をザルにあけて冷水でもみ洗いし、水気を切る。それを器に注いだスープの中に入れ、最後に輪切りにした「すだち(1個)」を乗せれば完成だ。
特に味付けもしていないので少々不安だったのだが、一口スープを飲むと、口当たりがまろやかでありながら重たくない冷えた豆乳に、柚子こしょうの刺激が加わり、非常に爽快な印象を受けた。この食べやすさにそうめんのツルツルとした喉越しがベストマッチ。味も「やきとり 柚子こしょう味」の完成された味わいがスープ全体に絶妙になじんでおり驚かされる。また、鶏肉と食べるとパンチ力がアップし、すだちと一緒に食べると爽快感がブーストされるという2段階の味変が楽しめるのも好印象なおすすめレシピだ。
■【秋茄子のやきとり塩マリネ】味付けは缶詰だけとは思えぬ本格和風おかず
次に紹介するのは「秋茄子のやきとり塩マリネ」というアレンジレシピ。
秋茄子とやきとり……なかなか食欲をそそる和の組み合わせだが、和の料理は手間がかかる印象なので、少し身構えてしまう人もいることだろう。しかし、この料理は超お手軽にできてしまうというのだ。
≪用意する食材≫(今回の材料は1人分)
・やきとり 塩味 GP4号(1缶)
・秋茄子(中〜大1本)
なんとその材料は「やきとり 塩味」と「秋茄子(中〜大1本)」だけという超シンプルさ。果たしてこれだけの材料で美味しく仕上がるのだろうか……。
まず「秋茄子(中〜大1本)」のヘタを取ってピーラーで皮を剥き、一口サイズに切っていく。公式サイトでは切り方に指定はなかったが、5〜6mm幅に切っていくと味が染み込みやすい印象だった。切り終わったら秋茄子を水を張ったボウルに30秒ほど漬け、水気を切っておく。次に、耐熱容器に秋茄子と「やきとり 塩味」をタレごと入れ、よく混ぜ合わせておく。混ぜ終わったら、容器にラップをして600wの電子レンジで3分ほど加熱。ラップをしたまま粗熱が取れるまで放置し、味を染み込ませれば完成だ。
加熱することで染み出した秋茄子の水分が「やきとり 塩味」のタレと混ざり合い、見た目は上品な煮物のよう。電子レンジを使っただけとは思えない仕上がりだ。口に入れてみると、皮を剥いたことで鶏肉とタレの旨味をギュッと吸い込んだジューシーな秋茄子に、思わず「うまっ!」と声を漏らしてしまった。缶詰を入れただけとは思えないその味の奥行きは驚くばかり。火も使わずあっという間にできてしまうので、手間をかけずにもう一品、というお料理の場面でも重宝しそうなレシピと言えるだろう。