大人気アニメ『ドラゴンボール』シリーズの主題歌といえば、影山ヒロノブ氏の歌う楽曲が有名。しかし、“あなたも歌っていたの?”とびっくりするアーティストが主題歌を担当していたことも。今回は少し意外なドラゴンボールの主題歌アーティストをご紹介。
■工藤静香 「Blue Velvet」(1997年/『ドラゴンボールGT』)
まずは、木村拓哉の妻としても知られる歌手・工藤静香。
伝説的アイドルグループ・おニャン子クラブの元メンバーであり、ソロ活動を開始してからは「慟哭」、「恋一夜」などの楽曲でヒットを飛ばしソロ歌手としての位置を不動のものとしていた。
「Blue Velvet」は『ドラゴンボールGT』第3期のエンディングで起用されており、劇中ではかつての強敵たちが地獄から蘇り、悟空たちを苦しめるなどの展開になっていた。曲調としてはストレートなロックナンバーとなっているため、エンディングでこの曲を聴くと本編の熱気を忘れることなく次週の放送を期待できたのである。
■氷川きよし 「限界突破×サバイバー」(2017年/『ドラゴンボール超』)
次は演歌界のプリンス・氷川きよし。
「きよしのズンドコ節」でブレイクした後、日本レコード大賞、日本有線大賞を受賞し、近年ではポップスアルバムを発売するなど、現在も精力的な活動を続けている演歌歌手である。
そんな氷川きよしはドラゴンボール好きを公言しており、その情熱は、ドラゴンボールの主人公・孫悟空役の声優・野沢雅子が、ギネス世界記録を認定された際の認定式に駆けつけたほど。
この楽曲は『ドラゴンボール超』宇宙サバイバル編で起用されており、いくつもの宇宙が戦い合う劇中での様子が熱く歌い上げられている。演歌で鍛えあげられたこぶしが効いており、一聴の価値アリだ。
■三浦大知 「Blizzard」(2018年/『ドラゴンボール超 ブロリー』)
最後は、歌手でありダンサー、エンターテイナーである三浦大知。
「Blizzard」は劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー』のエンディング曲として起用された。悟空・ベジータコンビとブロリーが繰り広げた激闘とは対照的にクールな印象を感じるメロディだが、曲中では三浦の熱い歌声がソウルフルに響き渡るため、本編の熱気を忘れることなく余韻に浸ることができる曲となっている。
余談だが、三浦大知の楽曲でオリコンチャート1位となった「EXCITE」は、キレのあるダンスと抜群の歌唱力が話題を集めていたが、こちらは『仮面ライダーエグゼイド』の主題歌になっていた。