職場の人間関係にストレスがたまっている人へ…コミュニケーションを改善するための習慣

 

『同僚や上司のちょっとした言葉にすぐ傷つき、思い出すたびに腹が立つ』

過去の不愉快なことを思い出しているときは、あなたの心が過去にとらわれている証拠です。それでは当然、「今」というこの大切な一瞬を生きることはできません。貴重な時間を過去に乗っ取られているのと同じなので、過去のことは過去のことと、手放してしまいましょう。腹が立ったことを冗談交じりに伝えられるようになったら、手放したことになります。
 

『顔も見たくない上司がいる。言葉のひとつひとつが不愉快』

どんな人も多面的な存在です。「100%良い人」もいなければ、「100%悪い人」も存在しません。結局、自分の思い込みや利害関係によって、その人の一面だけ捉え、好き、嫌いとレッテルを貼っているだけに過ぎません。

「あの人嫌い!」と決めつけるのは、結局、自分自身で職場環境を悪くしているようなものです。

何の先入観も持っていなかった頃に戻って、相手のいいところを探してみましょう。それだけで終わるのではなく、実際に褒めてみることです。褒められて悪い気がする人はいません。そのうち相手もきっとあなたのことを褒め始めるでしょう。

嫌いな人へのアプローチとしてもうひとつ、共通点を探すようにしてください。共通点が1つあれば友だちになれ(『釣りバカ日誌』のハマちゃんと社長のように)、3つあれば大親友になれるといわれています。共通点を見つける努力をしてみてください。意外にも、とても親しい関係になるかもしれません。
 

『部下が思うように動かず、毎日怒ってばかりいる』

部下を働かせたいなら、まず自分自身が必死で働くことが大切。「自分ができることを、まず自分からやる」です。人を変えたいなら、まず自分が見本になることです。あなたが目標に向かって懸命に取り組む姿勢を見せれば、周囲も自然と動き出すはずです。

ここで重要なことは、仕事の仕上がりのイメージを、自分と部下が共有することです。明確なイメージができれば、お互いのベクトルが同じ方向を向き、関係がスムーズになるのではないでしょうか。