『サッポロ一番 塩らーめん』といえば、サンヨー食品の定番商品として、1971年9月から日本の食卓を支え続けてきたインスタントラーメンだ。公式ホームページには、飽きの来ない味わいの同商品がスタミナテイストに大変身するレシピが紹介されている。
■【スペイン風にんにくスープ塩らーめん】
まずは「スペイン風にんにくスープ塩らーめん」というレシピからご紹介。
ラーメンとは程遠い国という印象のスペインだが、一体どんな味わいになるのかまるで想像がつかない……。期待と不安が入り混じりつつではあるが、さっそく調理していこう。
≪用意する食材≫（今回の材料は1人分）
・『サッポロ一番 塩らーめん』（1袋）
・にんにく（2〜3片）
・オリーブオイル（小さじ1〜2）
・ベーコン（1枚）
・溶き卵（1/2個）
・粉チーズ（適量）
・パセリのみじん切り（少々）
・パプリカパウダー（小さじ1）
作り方は、まず「にんにく（2〜3片）」をスライスし、「ベーコン（1枚）」をざく切りにする。
次に鍋に「オリーブオイル（小さじ1〜2）」を入れ、にんにくを焦がさないように炒めて香りを油に移しておく。
にんにくが色づいてきたらベーコンを投入してさらに炒める。
炒まったらそこに袋に書いてある分量の水を入れ、「『サッポロ一番 塩らーめん』（1袋）」を表記通りに茹でていく。
仕上がる直前に「溶き卵（1/2個）」を回しかけして火を止める。
熱いうちに付属の粉末スープを加えてよく混ぜ合わせて器によそったら、最後に「粉チーズ（適量）」「パセリのみじん切り（少々）」「パプリカパウダー（小さじ1）」をかければ完成だ。
スープを一口飲んでみると、にんにくとベーコンの香りと旨味が染み込んだオリーブオイルが、ガーンと口と鼻を刺激してきた。だが決して嫌なものではなく、これがむしろ優しくも食欲をグイグイ刺激してくる不思議な塩梅で、思わず麺を一気にすすってしまった。
麺にはふわふわの溶き卵が絡まり、ラーメンではあまり味わえない食感が新鮮。また粉チーズのコクと旨味が全体に一体感を与えていると同時に、パプリカパウダーが“辛くない唐辛子の旨味”をプラスしてくれて、見事な美味しさに仕上がっていた。
■【ケイジャンチキンラーメン】
次は「ケイジャンチキンラーメン」というメニュー。
ケイジャン料理とは、アメリカ南部のスパイスが効いた料理のことだが、それが『サッポロ一番 塩らーめん』とどんなマリアージュを見せるのだろう。また本レシピは冷やしラーメンということで、ますます味が想像できない……。
≪用意する食材≫（今回の材料は1人分）
・『サッポロ一番 塩らーめん』（1袋）
・鶏もも肉（約150g）
・塩ラーメン粉末スープ（1袋）
・チリパウダー（小さじ1/3）
・砂糖（小さじ1/3）
・たまねぎ（20g）
・ピーマン（1/2個）
・野菜ミックスジュース（200cc）
・おろしにんにくチューブ（2cm）
・オリーブオイル（小さじ1）※調味用
・オリーブオイル（大さじ1）※焼き物用
・レモン（適量）
・バジル（適量）
作り方は、まずみじん切りにした「たまねぎ（20g）」と「ピーマン（1/2個）」を、「塩ラーメン粉末スープ（小さじ1/3）」「おろしにんにくチューブ（2cm）」「オリーブオイル（小さじ1）」を溶かしこんでおいた「野菜ミックスジュース（200cc）」の中に投入し、ラップをして冷蔵庫で冷やしておく。
次に「鶏もも肉（約150g）」を、厚みのある部分に包丁を入れて平らにしておく。
そこに、残りの「塩ラーメン粉末スープ」と「チリパウダー（小さじ1/3）」「砂糖（小さじ1/3）」をふりかけてよくもみ込んでおく。
中火で熱したフライパンに「オリーブオイル（大さじ1）」を入れ、鶏肉を皮目から焼いていく。
蓋をして皮にカリッと焼き目がついたら裏返し、さらに5分ほど焼いていく。
肉が焼けたら、「『サッポロ一番 塩らーめん』（1袋）」の麺を袋の表記通りに茹で、水で締めてから水気を切って皿に盛る。
そこに冷やしていたスープをまわしかけ、食べやすい大きさに切った鶏肉を乗せ、お好みで「レモン（適量）」を絞り「バジル（適量）」を散らせば完成だ。
トマトの冷製スープのガスパチョのような爽やかさが実に気持ちいい一品。トマトベースの野菜ジュースは甘くフレッシュ。粉末スープが絶妙になじんでおり、通常の『サッポロ一番 塩ラーメン』のスープの印象とは全く異なる味わいになっているのが驚きだ。
シャキシャキとした生たまねぎと生ピーマンの風味がいいアクセントになっており、チキンもジューシーで、チリパウダーのおかげでケイジャン風の食欲をそそる味わいに仕上がっている。麺も水で締めているので、コシもしっかり感じられて喉越しが良いのも特徴だ。