立ったまま仕事をする? ヘミングウェイが実践していた、視点の変化につながる働き方

 

アーネスト・ヘミングウェイ。20世紀のアメリカを代表する小説家です。第一次世界大戦で負傷、帰国後に創作活動を開始、『日はまた昇る』で名声を博し、約30年に渡って文壇で活躍しました。1954年には、ノーベル文学賞を受賞しています。

 

ヘミングウェイは朝5時半前後に起きると、胸の高さまである本棚の上に置かれたタイプライターの前に向かい、その場に立って原稿を書いたといいます。立って原稿を書くと疲れるように思いますが、彼にとってはスタンディングライティングが、アイデアの煮詰まりやマンネリを防ぐ秘訣だったようです。

 

アイデアが煮詰まったときは散歩をする、掃除をするなど、視点を変えようとする作家がたくさんいますが、ヘミングウェイの場合、立って書くことが視点の変化につながったのでしょう。

 

最近は、立って仕事ができるスタンディングデスクを導入するオフィスが増えていますが、シドニー大学の研究によると、1日11時間以上座る人の総死亡リスクは、4時間未満の人と比べて40%ほど高くなるとのこと。また、アトランタ・米国癌協会の調査でも、1日6時間以上座る人の総死亡リスクは3時間未満の人に比べて19%ほど高いことがわかりました。立ったまま仕事をすることは、一定の健康効果もあるということです。

 

さらに、CNNの調査、研究によれば、同じ姿勢を取り続けることは健康に良くないこともわかっています。重要なのは、「行儀良く席についていなければならないという発想から抜け出すこと」と結論付け、姿勢を変えれば視点が変わることを強調しています。

 

これらのことから判断すると、集中力が切れたり、気分を変えたいと思ったときには、立って仕事をするのがいいのかもしれません。