大ヒットアニメ『鬼滅の刃』の主題歌である「紅蓮華」、「炎」を歌ったLISA。今は幅広い世代から愛されているLISAだが、「紅蓮華」以前にもアニソン界の歌姫として名を馳せていた。そこで今回は知っていたら通ぶれるLISAのヒット曲を3曲ご紹介。
■「Rising Hope」
2014年5月7日に発売された5枚目のシングルである「Rising Hope」は、佐島勤原作のTVアニメ『魔法科高校の劣等生』のオープニング曲。王道のロックナンバーとなっており、LISAの高い歌唱力が遺憾なく発揮されている必聴の一曲だ。
『魔法科高校の劣等生』は、魔法を扱う “魔法師” を目指す教育機関 “魔法科高校” を舞台に司波達也、深雪の兄妹がバトル、青春を繰り広げる作品。原作小説の累計発行部数は、2021年12月時点で1300万部を突破しており、いわゆる “なろう小説” の代表作として知られている。
「Rising Hope」は、荒々しく歪んだギターと煌びやかなシンセサイザーの音の対比が印象的なサウンドアレンジがされている。テンポが速く、高音域中心のメロディのためLISAの力強いボイスがより映えて聴こえるだろう。ライブで聴いたときの衝撃は忘れられないものになるはずだ。
■「シルシ」
2014年12月10日に発売されたLISAの7枚目のシングルである「シルシ」。川原礫原作のTVアニメ『ソードアート・オンラインII』の第2期エンディング曲として使用され、LISAがシングルの表題曲で初めてバラードに挑戦した曲として話題となった。
『ソードアート・オンラインII』は、VRMMORPG(仮想世界のオンラインRPG)内で突如始まったデスゲームを巡る物語。主人公・キリトやヒロインであるアスナを中心としたキャラクターが人気を呼び、2020年4月時点での原作小説の全世界累計発行部数は2600万部を超えている大ヒット作である。
「シルシ」はLISAにしては珍しいストレートなバラードナンバーとなっており、大切な友人に向けた歌詞となっている。じっくりと、そして丹精に歌い上げたLISAの歌声に目頭が熱くなること間違いなし。LISAを知るうえでは外せない名曲である。
■「だってアタシのヒーロー。」
「だってアタシのヒーロー。」は、2017年8月2日に発売された12枚目のシングル。堀越耕平原作のTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』の第2期エンディングとして使用された曲であり、LISA初となる全国放送のアニメタイアップとなった。
『僕のヒーローアカデミア』は、“個性” と呼ばれる特殊能力が発現した世界で主人公・緑谷出久がヒーローを目指す作品で、2022年1月現在で原作漫画が全世界累計発行部数6500万部を突破している大ヒット作。欧米でも高い人気を誇る漫画であり、アニメ化、映画化する度に話題が絶えない作品となっている。
「だってアタシのヒーロー。」は、LISAの曲らしいメロディックなポップチューンとなっており、歌詞も聴けば元気になれるポジティブなもの。 “誰もがヒーローになれる” 、そんな思いを乗せた応援ソングで、辛いとき、苦しいときにこそ聴いてほしい曲である。