油汚れや皮脂の汚れ、焦げつきなどの油系の汚れを落とす効果がある重曹ですが、活躍の場は実に多岐に渡り、家中をきれいかつ快適にできるポテンシャルを秘めているのです。そこで今回は、重曹を使ったライフハックを3つ紹介します。
■換気扇掃除に使用
まずご紹介するのは、キッチンの換気扇掃除に使用する方法。
用意するのは重曹、ティッシュ、新聞紙、歯ブラシ、スポンジ、雑巾、浸け置きできる容器、ゴム手袋、スプレーボトル。
まずは掃除をする前に、換気扇の外せるパーツは全て外しましょう。
フィルターは新聞紙の上に置いて、全体に行き渡るように重曹をかけて3時間ほど放置。
そのほかの部品は小さじ1杯の重曹とぬるま湯100mlを混ぜた重曹水に1~2時間ほど浸します。このとき冷たい水だと重曹が溶けない可能性があるので、40度くらいの水温にしておくのがベストです。
換気扇内部の取り外せない部分は、重曹スプレーを使って掃除していきます。重曹スプレーは先に紹介した重曹水をスプレーボトルに詰めれば完成。これを雑巾に吹き掛けて拭いていきます。
最後にフィルターとつけ置きしていたパーツを水洗い。スポンジで全体を洗い、汚れが落ちにくい部分は歯ブラシを使って、洗い流していきましょう。
水洗いが終わったら乾燥させて完了です。
■冷蔵庫内の消臭
続いては、冷蔵庫の消臭に使う方法をご紹介します。
重曹は生ごみに直接振りかけると悪臭が軽減するとも言われており、実は消臭効果を持っているんです。
用意するのは重曹、空の紅茶パック、空き瓶の3点。空の紅茶パックは100円ショップなどで購入できるので、自宅になくても入手は簡単です。
はじめに空の紅茶パックに重曹を入れます。空の紅茶パックを使う理由としては、転倒などで重曹が庫内に溢れるのを防ぐためです。
そして重曹入りの紅茶パックを瓶に入れれば完成。できあがった消臭剤は庫内の下のほうに置いておくと効果が発揮しやすいでしょう。
効果は最長で2ヶ月ほど持ちますし、作り方が簡単なので取り替えも楽々なところも嬉しいポイントではないでしょうか。
■排水口の詰まり解消
最後に紹介するのは重曹にクエン酸を合わせて、排水口の詰まりを解消する方法。
排水口が詰まるのは、食材の油汚れや食べカスなどが排水口に蓄積されていき、パイプがどんどん狭くなってしまうことが主な原因です。
まずは排水口に半カップほどの重曹をふりかけます。
そこにクエン酸大さじ2杯を溶かしたワンカップ程度のお湯を流し、10分ほど放置。
その次にクエン酸を入れていないお湯を1カップ程度流し、再び10分ほど放置します。
最後に蛇口から大量の水を流せば詰まりを簡単に解消させることができるでしょう。
重曹とクエン酸はどちらも食品添加物なので、口に入れるものを扱うシンクでも安心して使えるのではないでしょうか。用意するものもこの2つのみとお手軽なので、ぜひ実践してみてください。