【シミ抜きの神ワザ】水溶性・油溶性・不溶性と種別に解説…コーヒーのシミの応急処置は?

コラム

citrus あかいあおい

 

衣服などについてしまったコーヒーのシミや油汚れのシミ抜きって面倒ですよね。実はシミには水溶性・油溶性・不溶性の3種類があり、それぞれ落とし方が異なるんです。そこで今回は、覚えておくと便利な “種類別のシミ抜き方法” を紹介します。

 

 

■【水溶性のシミ抜き】コーヒー、紅茶、ジュース、醤油など

 

まずご紹介するのは、コーヒーや紅茶、ジュース、醤油などが原因の水溶性のシミ抜きの方法です。

 

水溶性とは水に溶けやすいシミのこと。そのため水で洗うだけでも落ちることが多いのですが、時間が経って酸化すると一気に落ちにくくなるので注意が必要です。

 

まずは外出先でもできる応急処置方法。ティッシュを水につけてシミを軽く濡らした後、シミの裏側にハンカチなどを当ててからティッシュでシミを押さえるように移しとるだけで、完全ではないですがシミがだいぶ薄くなるはずです。

 

帰宅後は中性タイプの酸素系漂白剤で洗うのが効果的。酸素系漂白剤でもアルカリ性や酸性は、生地を傷めてしまうことがあるので中性タイプが無難です。外出先でコーヒーを溢してしまった……なんてときのためにぜひ覚えておいてください。

 

 

■【油溶性のシミ抜き】チョコレート、口紅、ファンデーションなど

 

続いては、チョコレートや口紅、ファンデーションなど油溶性のシミ抜きの方法です。

 

油溶性とは油脂に溶けやすいシミのこと。油溶性は水溶性に比べて落ちにくく、水洗いだけでは落としきれないことがほとんどなんです。

 

それではこちらも応急処置の方法から解説していきます。まずは付着した油汚れをハンカチやティッシュでなるべく拭き取ります。このときに大事なのが、汚れが広がらないように慎重に拭くこと。その後水を含ませたティッシュかハンカチでシミ部分を叩き、乾燥させれば応急処置は終了です。

 

帰宅後に台所用洗剤を使ってシミ抜きをしましょう。用意するものは、台所用洗剤と洗面器と歯ブラシ。まずはぬるま湯にシミが付いた衣類を浸します。そしてシミの上に台所用洗剤を垂らして、歯ブラシで磨けばOK。これでも落ちない場合は、クレンジングオイルを垂らして歯ブラシで磨くという方法もありますので、ぜひお試しください。

 

 

■【不溶性のシミ抜き】泥、ホコリなど

 

最後に紹介するのは泥やホコリなど不溶性のシミ抜きの方法です。

 

不溶性とは水にも油にも溶けないシミのことで、落とすのが非常に厄介なタイプです。

 

泥汚れは水でもみ洗いをすると、汚れが繊維の中に入って取れなくなってしまう恐れがあります。ですからガシガシともみ洗いはせず、まずは石鹸を泡立てて汚れた部分に15分ほどつけてみてください。ある程度はシミ抜きができるはずです。

 

本格的にシミを落としたいときは、洗濯用の固形石鹸と歯ブラシを用意してください。洗濯用の固形石鹸をシミ部分に擦り込み、歯ブラシで擦っていくと落ちやすくなるでしょう。