食卓で使う頻度が多い食材のひとつである卵。割ったあとの殻はどうしていますか? 捨てているという方がほとんどだと思いますが、実は殻にはたくさんの活用方法があるのです。今回は卵の殻を使ったライフハックを3つご紹介します!
■洗濯物の汚れ落としに使う
最初は、洗濯物のしつこい汚れを落としたいときに使う方法。なかなか落ちない汚れも、卵の殻を使えば落ちることもあるのです。
まず、卵の殻を砕いておき、鍋にお湯を沸かします。砕いた殻と洗濯物を鍋に入れ約30~40分ほど煮た後、あとは普段どおりに洗濯機にかけて洗うだけ。長時間煮沸することで除菌効果も期待でき、まさに一石二鳥。
殻を使うことでなぜ汚れが落ちるのか、それは殻に含まれている炭酸カルシウムが加熱されることで酸化カルシウムとなり、二酸化炭素と反応してお湯をアルカリ性に変えるからなんだとか。洗濯物の漂白効果もあるので、市販の漂白剤を使いたくないという方にもおすすめな方法です。
■肥料として使う
次に紹介するのは、肥料として使う方法。卵の殻にはカルシウムが多く含まれているので家庭菜園で使われる肥料向きと言われています。そのため、野菜などを家庭菜園で育てるときは、卵の殻を肥料として使うとより立派に育ちやすくなるのです。
肥料として使うには、まず殻をキレイに洗い、しっかりと乾燥させてください。あとは殻を細かく砕いて、家庭菜園用のプランターの土などと一緒に混ぜておくだけ。このとき、実際に植物に吸収されるまでには時間がかかるので、かなり細かく砕いて土とよく混ぜるのがポイントです。
そのほかに害虫よけにも効果があり、植物の根元に軽く砕いた殻を蒔いておくと、ナメクジやカタツムリを寄せ付けにくくなるそうです。
■研磨剤として使う
最後に紹介するのは、研磨剤として使う方法。フライパンや鍋の底につきやすい焦げや汚れはかなり頑固で、なかなか落としにくいですよね。卵の殻には、そんな頑固な汚れを落とす効果が期待できるのです。
やり方はとても簡単。殻を細かく砕き、汚れを落としたい部分にふりかけてスポンジでこするだけ。これで頑固な汚れをキレイに落とせるかもしれません。また、研磨剤としての役割だけでなく、洗いにくい哺乳瓶や水筒などの汚れ落としにも役立ちます。少量の水と細かく砕いた殻を中に入れて振ると、スポンジが届きにくい部分の水アカを落とすこともできるのです。
ただし研磨剤として使用する場合、傷がついてしまう恐れがあるため、お気に入りの食器や高価な食器に使うのは避けたほうがいいかもしれません。
――このように卵の殻はさまざまな便利アイテムに変身するので、捨てる前に普段の生活に役立ててみてはいかがしょうか?