止まらない咳に、突然の高熱…原因は「喘息」ではなく、身近な寝具!?

コラム

 

2004年4月。ある男性が大学卒業後、都内の仏壇店に就職した。一人暮らしで部屋は散らかし放題。男性の勤務態度は真面目で、客からの評判も良かった。

 

しかし、入社して6年が過ぎようとしたとき、体に異変が! なぜか咳が止まらない…この症状はそれから何日も続いた。実は、男性は以前病院でハウスダストとダニが原因の「咳喘息」と診断を受けたことがあった。なので部屋が汚いせいだと思い徹底的に掃除。奮発して羽毛布団を購入した。

 

部屋も綺麗にしたのでこれで治る……そう思っていたが咳はむしろ酷くなりやがて、最悪の状態に!

 

こうして2013年11月。突然、高熱に見舞われた。熱を測ると……なんと40度! 命の危険を感じた男性は、すぐに病院へ。点滴をうけ熱は下がったが、咳は治まらない。ここで医師に言われたのが「間質性肺炎」だった。そして、その原因を特定するため、呼吸器専門の医師に診てもらうことに。専門の医師のもとで血液検査をするとその結果からあることに気づく。

 

原因を特定させる方法として、吸入誘発試験をすることになった。それは、疑いのあるアレルゲンを吸入し、症状が起こるか確かめるテスト。危険性もあるため必ず患者に検査の必要性、リスクなどを説明し同意してもらってから行う。そして医師が疑っていたアレルゲンを吸うと、男性は42度近くの高熱が出た。これにより原因が特定される。医師は男性に「鳥関連過敏性肺炎」と告げた。

 

「鳥関連過敏性肺炎」とは鳥の羽やフンに含まれるタンパク質を吸引することで肺に炎症を起こすアレルギー性の肺炎。鳥関連過敏性肺炎とは、鳥を飼ったり、羽毛布団やダウンジャケットなどの羽毛を使った製品を使用したりすることで発症する。つまり彼が奮発して買った羽毛布団が原因の一つだったのだ! もちろん、すべての人が発症する訳ではないかなり珍しいアレルギーだが。この男性の場合、原因は羽毛布団だけではなかった! ちなみに、鶏肉を食べても発症の心配はない。この病気では、鶏肉はアレルゲンにならないからだという。

 

退院後、あの羽毛布団は捨てたが男性にはわからないことがあった。それは羽毛布団にする前から咳が酷かったこと。しかも、なぜか仏壇店で勤務中にやたら咳が出る。

 

そして、すべての謎が解ける。もう一つの咳の原因……それは鳥の羽でできているハタキだった! 入社当初は咳をしていなかったが、途中から咳が出るようになった。これは使い続けた羽のハタキによって男性の体内で抗体ができ、鳥アレルギーを発症したからと考えられた。さらに、羽毛布団を使用したことで症状が悪化したと思われる。

 

身近な物が引き金となり、思わぬ形で発症するアレルギー。咳が長続きするようであれば、一度専門医へ(2022年1月18日OA)

 


ザ!世界仰天ニュース

「2023年も仰天しっぱなし!新春5時間スペシャル」

放送日時:1月3日(火)18:00~22:54

 

VTRでは身近な危険を紹介! 春巻きに冷凍餃子、栗、はちみつなどの身近なものが大爆発! ごぼう天うどんを食べたら命の危機に……! ネギトロと間違えて絶対に生で食べてはいけないアレを食べて意識朦朧!?

 

 

スタジオではゲストの食にまつわるトークが。体重の管理について羽鳥に尋ねられた田中は「食べるのって超幸せじゃないですか。一口食べると止まらない」と言い、超ストイックな方法を明かして一同を驚かせる。あのは「運動したくないから、仰向けになって5キロの球を(腹に)落とします」とまさかのトレーニング方を明かす。また、賀来は「小学校の頃からやっている」というオリジナルメニューの写真を公開!

 

MC:笑福亭鶴瓶

進行:羽鳥慎一

アシスタント:杉原凜(日本テレビアナウンサー)

スタジオゲスト:あの、王林、賀来賢人、近藤千尋、佐藤栞里、陣内智則、田中圭、チョコレートプラネット、浜辺美波、ヒロミ、若槻千夏

公式HP:http://www.ntv.co.jp/gyoten/

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