阿川佐和子も前向き!? 熟年婚のメリットとデメリットは?

人間関係

 

先月、タレントでエッセイストそして小説家など、マルチに活躍する阿川佐和子さんの熟年ロマンスが週刊誌で報じられました。お相手は阿川さんより6歳年上の元大学教授のA氏。阿川さんはもともとA氏の妻と友人で、A氏とも30年以上の友人関係にあったといいます。A氏夫妻は3年ほど前に離婚が成立していて、A氏は阿川さんとの結婚に前向きだそうで、阿川さんはこうした記事を受けてコメントを発表しています。


「どうやら『結婚宣言した』という記事になっているようですが、まだそんな事実はまったくなく、まして入籍なんぞ、しておりません。区役所に誓って申し上げます。今後については、それは人生どこでどうなるか未知のものですから明言はできませんけれど」

 

と結婚については否定していますが、今後については含みを持たせた内容となっています。最近は芸能界でも、50代、60代での「熟年婚」が珍しくなくなったようで、ひと昔前までいわれていた「結婚適齢期」という言葉は、もはや通用しなくなっているのかもしれません。経済力がある芸能人の方たちが、50代、60代で結婚を決意するというのには、それなりの理由があるはずです。熟年婚を選ぶときのメリットとは何でしょうか。


 

 

■熟年カップルならではの相手の選び方

 

熟年同士の結婚は、精神的に自立している者同士の大人婚といえるでしょう。熟年世代の一番の魅力は、相手の気持ちを尊重できる余裕をお互いが持ち合わせていることです。50代、60代と年齢を重ねた方たちであれば、いくつかの恋愛を経験しているでしょう。また、対人関係においてのいろいろな経験を積み重ねているはずですから、パートナーに対する振るまい方や距離のとり方などを心得ています。こうした経験値の高い熟年世代同士であれば、相手への気配りも自然にでき、相手が嫌がることをするリスクも少ないでしょう。相手に過度な期待をしたり、干渉し過ぎないというスタンスをとりながら、夫婦で程よい距離感を保ちながら、穏やかに過ごせることが、熟年婚のメリットではないでしょうか。


熟年婚の決め手として、多くの熟年婚カップルが相手の「人間性」だと話しています。若いときの結婚が子どもを産んで育て、自分たちの家庭を作っていくことでつながっていくのならば、熟年婚は純粋に人間同士の魅力でつながるものと考えている方が多いようです。一緒に暮らす時間が長くないと思うからこそ、一緒にいることを大切にし、お互いを思いやろうと努力し、お互いに我慢や無理強いもせずに、尊重し合って暮らしていけるのだそうです。

 

 

■「入籍」にはさまざまな壁も…
 

では、デメリットについてはどうでしょうか。長く人生を送ってきたからこその絆が、熟年婚の妨げになることもあります。第一に気遣わなければいけないのが、子どもたちです。独立している年齢であっても、子どもたちにとってはいつまでも親であることに変わりはありません。親が一人で暮らしていることが心配で、一緒に暮らすパートナーができることを喜ばしいとは思っても、籍を入れる、家族になるとなれば複雑な気持ちになるのも仕方がないかもしれません。子どもたちに結婚を反対されるケースは少なくありません。

 

入籍にともなって起こるのが、相続や介護、お墓の問題です。特にお金の問題は避けて通れません。10代、20代といった若いときならともかく、50代以降には年金や貯蓄額などの厳しい現実が待っています。お金が原因で、夫婦がうまくいかなくなるだけでなく、家族や親族を巻き込んで揉める原因にもなります。双方の親の介護の問題も避けては通れません。熟年婚の場合、どちらの親もが高齢になっている可能性が高くなるため、介護の問題は先送りができず、切実です。熟年世代向けの結婚相談所などでは、「親がいない」という条件を必須にしてパートナー探しをする方も多いようです。また、熟年婚でやっかいなのが、お墓の問題です。特に男性の元妻が死別している場合は、お墓には元妻の遺骨があるため、子どもや親戚が、新しいパートナーがそこに入ることを嫌がる場合は少なくありません。
 

このように結婚となれば、経験値の高い熟年の二人であっても、容易ではないのです。熟年婚の前には、高い壁が建っていることは間違いありません。熟年婚では、一般的に女性は相手に経済力と生活の安定を求め、男性は相手に家事全般、ハウスキーパー的な役割を求めることが多いもの。お互いが自分に条件に合った相手を選んで結婚するのであれば、互いに利害は一致していますから、うまく行くように思えますが、意外に蜜月は長くはつづかないものです。相手に対しての情熱的な思いが希薄だと、あっさり離婚することになってしまいます。
 

熟年婚であっても、大切なのは、やはり相手にしっかりと強い愛情をもっているのか、ということです。いろいろと面倒なことはあるけれども、「一人より二人がいい」と思える熱い気持ちこそが、大事です。実は、熟年になってからのほうがパートナーという存在が必要なのです。

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結婚離婚カウンセラー

岡野 あつこ

All About「離婚」ガイド。TVのコメンテーター、雑誌取材も多く結婚離婚相談実績は27年3万件以上。岡野あつこのライフアップスクールも現在迄に2000人以上の門下生を創出する名門となっている。夫婦問題の悩みを解...

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