アラカンライターが振り返る、3つの「50代のうちにやっておいてよかったこと」

コラム

 

『ESSEonline』が、「60代を前に思う、50代で変わったこと、やってよかったこと3つ」なるタイトルのコラムを配信していた。著者は、著述家でアメブロ公式トップブロガーでもあるらしい中道あん氏という女性──とりあえず、その「3つ」とは以下のようなものであった。

 

・「がんばる」ことより「続ける」ことの大事さを実感
(※実感したから、ピラティスを継続)

 

・砂糖や小麦粉から遠ざかるようになった
(※遠ざかるようになったから、パンやケーキ、パスタを食べなくなった)

 

・丁寧さやカッコよさより自分らしさがいちばん
(※豆を挽いて、ペーパードリップでゆっくり淹れたコーヒーが好きだったのに、最近はカフェインが体に合わなくなってきたのか、カフェインレスのドリップパックを使うことが増えた)

なるほど……どれも私の50代には縁がなかった「やっておいてよかったこと」ばかりだが、だからといって、この “原稿” がダメだと批判しているわけでは断じてない。著者の中道あん氏も「さあ、あなたもさっそく試してみましょう!」なんて風に啓蒙を促す気はさらさらないだろうし、ご自身の名前を出してのコラム……いや、エッセイ的な体(てい)で執筆なされているのだから、内容が極私的になったとしても、それはそれで全然 “アリ” だと、私は思う。

 

そう前置きしたうえで、今度は

 

「アラカンのゴメスが50代でやっておいてよかったこと」

 

……を、3つ挙げてみよう。

 

(1)  ピッチャーへのチャレンジ
(2)  料理
(3)  ガラケーからスマホへの移行

 

まず(1)! 私は今でも週2〜3回は試合に参加する現役バリバリの(草)野球選手なのだが、50代になると、とにかく目が急激に悪くなって、ボールが見えなくなる。とくに外野の守備はフライだと必ず一度はボールを見失ってしまうから、レフト・センター・ライト……どこも×。内野も私は左利きなのでファーストしかできない……となれば、おのずと出場機会も減ってくる。しかし、ピッチャーができるとなれば、話は変わってくる。単純に枠も一つ増えるわけだし、ピッチャーはじつのところ、目が悪くなっても比較的こなせるポジションなのだ。たま~にキャッチャーのサインが見えないこともありますけど(笑)。

 

次に(2)! モテそうな趣味が一つ増えた……みたいな悠長な理由ではなく、私(ら)の場合は、もう少々切実だったりする。50代にもなれば、健康診断の数値にも2つや3つは異常が出てくるもの……。60代70代になれば、むしろ正常な数値を探すほうが困難になってしまうことだって、十分にあり得る。したがって、総じて塩分や脂分や糖質などが過多気味な外食オンリーになるのを避け、自炊で調味料や食材を調整するしかないのだ。

 

で、最後の(3)! 「そんなのほぼ100%の日本国民がとっくに済ませているだろ!」とは突っ込まないでほしい。要は「最新ガジェットに触れることに対するアレルギーを50代でちょっとは払拭できたと」いうことを、やや比喩的に述べているだけなのだ。

 

以上、前出の中道あん氏の「3つ」も含め、私が羅列した「3つ」は、どれも「正解」だといってよい。逆から申せば、犯罪(的)行為でもないかぎり、どんなことを試みようが「不正解」はない。とどのつまりが、

 

「何歳になってもヤレることはなんでもヤッとけ!」

 

……ってことなのである。

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