きっかけは "捨て猫" ? 21年越しにSNSがつないだ思いとは…

コラム

 

1998年、愛知県。当時小学生だったAさんたちが公園で遊んでいると……段ボールに入っていた子猫を見つけた。おそらく誰かに捨てられたんだろう……そう思ったAさんは、そのあまりの可愛さにこの子猫を飼いたいと思った! しかし、母親の答えは……NOだった。

 

でもこんなかわいい子猫を放っておくわけにいかない……と自分たちで飼い主を探すことに! そしてある夫婦に声をかけた。自分では飼えないこと必死に伝えたが、結局ムリだと言われた!

 

その場を去ろうとする夫婦……だが、その子猫はその夫婦の後を追いかけてきた。そんな健気な様子にすっかりやられちゃった夫婦は……この子猫を引き取ることに!

 

引き取ってくれる人が見つかり一安心! こうして、やりきったAさんは家に帰ると、この出来事を弟に話した。

 

それから時は経ち……猫のことなどすっかり忘れていたAさんは、中学・高校を卒業し、28歳で結婚して幸せな生活を送っていた。

 

そんなある日、弟からあるSNSの投稿について連絡があった! もしかしたら姉と関連があるのでは? と思っての連絡だった。謎めいたことを言われ、そのSNSの書き込みを見たAさん。そこには……「1998年に 愛知県の○○公園で子猫の引き取り手を探していた小学生、中学年くらいの3人組に伝えたいです!」とあった!

 

この書き込みを見て当時の事を思い出したAさん、これは確かに自分の事だと思った。でもいったい誰がどうして拡散希望で投稿していたのか?

 

家族を一つにした子猫

 

21年以上前のあの日、子猫を家に連れ帰った夫婦。すると、2人の娘が大はしゃぎ! 父親はそんな娘たちのリアクションを見て驚いた。実はこの頃、長女のRさんは、大学受験のストレスなどで会話らしきものがほとんどなかった。さらに、妹も中学生で難しい年頃。なにかギクシャクしていた家庭の雰囲気を子猫が一気に変えてくれたのだ。笑顔で喜んでいる子ども達……両親はたまらなく嬉しかった。

 

こうして家族に迎え入れられた子猫。名前は猫を拾ったあの小学生が「しーちゃん」と呼んでいたのでそのまま名付けた。

 

そんなしーちゃんにはある問題があった! なぜかご飯も水も受け付けない。すぐに動物病院へ行くと、免疫低下による感染症を引き起こしていたのだ。心配でしょうがない家族は、今まで会話がなかったことが嘘のようになっていた。点滴治療でお金がかかることを知ると……妹は自分の小遣いを使ってほしいとまで言った。そんな思いが届いたのか、しーちゃんは自分で栄養を摂れるように。

 

こうして、しーちゃん中心の生活は家族を一つにした。そして、愛情たっぷり育てられた。

 

時は経ち、拾われてきてから21年が過ぎたある日のこと。結婚し親元を離れていた長女のRさんに実家から電話が……しーちゃんとのお別れの日が近づいているという連絡だった。すぐに実家に帰り、しーちゃんと家族で最後の時間を過ごした。その後、しーちゃんは静かに息を引き取った。

 

しばらくしてふと父親があることを言った。

 

父親「あの子たちは何してるんだろうな」

 

それは、しーちゃんを見つけて預けてくれた小学生たちのことだった。さらに母親もこう一言

 

母親「感謝だよね!」

 

その言葉が、Rさんの胸に響いた。

 

確かにそうだ、あのとき親に反抗ばかりしていた私たちを一気に変えてくれたしーちゃん。預けてくれたのは、名前もわからない小学生たちだ。なんとか、その子達に感謝を伝えることはできないか? こうしてRさんはダメ元でSNSにあの投稿をした! すると……この投稿はすぐさま拡散され、それを目にしたAさんの弟が本人に連絡をしたのだ!

 

この投稿を見たAさんはこう返信した。

 

Aさん「こんな大事にされて長生きしてくれて、本当に良かったです」

 

そして、RさんはAさんに直接こう返信した。

 

Rさん「みんなに愛されて長生きして、最高の猫でした。あなたたちが守ろうとした猫が私たち家族を幸せにしてくれました。本当にありがとう」

 

これはSNSがつないだ21年半という時を超えた『ありがとう』だった。(2022年1月4日OA)

 


ザ!世界仰天ニュース

「日本の重大ニューススペシャル!パート2!日本航空機羽田沖墜落事故・墜落までの70分」

放送日時:3月14日(火)21:00~21:54

 

3月の「ザ!世界仰天ニュース」は、4週連続で「日本を震撼させた重大ニュースSP」を放送! 2週目の今回は、1982年に起きた「日本航空350便墜落事故」の真相に迫る。羽田空港から約300m程の海に、日航機が墜落。死者24名を出した大惨事の原因は、のちに機長の自殺と言われた。事故後、世間の話題となった言葉は『逆噴射』と『キャプテンやめてください!』という副操縦士の叫び。墜落死を望んだ機長の恐ろしい行動とは!?

 

 

玉城が「最近テレビを買い替えたら、画質が良すぎてちょっとびっくりした」と近況を話し、テレビの話題に。中居からテレビのサイズを尋ねられた竹内は、「僕は5年前に二宮(和也)くんとドラマをやったときに買ってもらったんですよ」と愛用中のテレビについて明かす。竹内が回想した二宮からの誕生日プレゼントにまつわるエピソードに、気前が良すぎる! と中居も仰天!

 

MC:笑福亭鶴瓶・中居正広

アシスタント:杉原凜(日本テレビアナウンサー)

スタジオゲスト:相武紗季、竹内涼真、玉城ティナ、ぺこぱ

公式HP:http://www.ntv.co.jp/gyoten/

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