感染から15年以上たって発症!? 最も恐ろしいとされる寄生虫の真実
ある恐ろしい寄生虫が注目されている。北海道の大学病院、K教授によると……WHOの報告ではこの寄生虫に感染し何も治療しなければ、およそ9割もの患者が死に至るという。
その寄生虫に命を奪われそうになった男性がいる。Oさん、当時36歳。顔面は黄色く、なんと白目も黄色に! この時彼は危険な状態にあった。そして医師から衝撃の事実を知らされる。なんと感染したのは15年以上前だというのだ! この寄生虫が恐ろしいのは感染から10年以上たたないと症状が出ないことだった!
今から5年前。造園業の会社に勤務していたOさんは、職場の同僚に顔色の異常を指摘され病院へ。検査を受けると……恐ろしい事態が判明した。彼の肝臓は……寄生虫の幼虫に作られた病巣に蝕まれていた。
その寄生虫の正体はエキノコックスと呼ばれるものだった!
エキノコックスとはイヌ科の動物に宿る寄生虫。特にキツネが重要で多くみられ、キツネの腸管で幼虫から成虫となり卵を生む。その卵はフンと一緒に体外に排出され、土や水・草木に付着。それが偶然、大自然の沢の水や草木などから人の体内に入り込んでしまうことがある。もし 体内に入った場合、エキノコックスの卵は孵化し、放出された幼虫は肝臓などに定着すると袋状になって増殖しながら病巣を作るのだ。
しかし当の本人は重症化するまで自覚症状が無い。Oさんはこれまでキツネには近づいたことも無く、沢の水も飲んだことも無いというが……。30代の大人が、感染したと思われる15年以上も前の事を詳細に思い出せるはずがない。
恐ろしい寄生虫に肝臓を蝕まれたOさんは2018年3月、肝臓の手術を受けた。現在エキノコックス症の根本的な治療は感染部位の切除しかない。Oさんは肝臓の6割、1.5kgを摘出……手術は無事成功した。
Oさんの元を仰天スタッフが訪ねた。手術直後はちょっと動くだけで疲れたり、踏ん張るだけでお腹が裂けそうになるくらいの痛みがあったというが、現在は少しふっくらして元気そう。それでもお腹に残る傷が病気の壮絶さを物語っていた。
恐怖の寄生虫エキノコックス……まだ全国的に拡大することはないというが、国内では少しずつその報告が出ている。感染を防ぐためには沢や川の水を飲む時は沸騰させること。また、手洗いをこまめにすることが大事。ご注意ください。(2021年10月26日OA)
ザ!世界仰天ニュース
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