「♯星野源に屈しない女の会」 の女たちに共感する男の意見

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『dmenu映画』によると、ツイッター上にあげられた「♯星野源に屈しない女の会」というハッシュタグが、ちょこっとだけ話題になっているのだという。

 

今クールの大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の主人公・津崎平匡を好きにはなっても、それを演じている星野源に惚れてはいけない──との戒律に則った会であるらしく、「自分は星野源が好きだ!」と認めてしまったときは「脱会」となり、「昨日、脱会しました」なる報告もしばし見られるのだそう。

 

“会報”のツイートをいくつか引用してみると、

 

「津崎平匡が、星野源に見えたら負け。津崎平匡が星野源とは別の人に見えたら勝ち」

 

「平匡さんが好き。星野さんは意識しないようにしている。ウコンのCMも始まったら目をそらしている」

 

「あくまで平匡さんがイイのであって、決して星野源が好きな訳ではないぃぃぃ!!」

 

……など、津崎と星野との間を行き来する葛藤と戦いながら揺れ動く健気な女心がいじらしく、誹謗中傷で殺伐とした多くのハッシュタグが乱立するなか、会のネーミングセンスも含め、なかなかに微笑ましいニュースであった。

 

では根本の話、なぜここに“入会”する“女”たちは、星野源に屈することをこうも頑なに拒んでいるのか? とある“会員”は

 

「今、頑張っている訳は、計算されつくした可愛さに私は騙されないというちっぽけなプライドと、墜ちたら二度と這い上がって来られない気がするという多大な恐怖からです」

 

とツイートする。私は、この星野源というヒトのことを「音楽も文筆も俳優もこなす、地味な顔立ちと身長のあんちゃん」とくらいしか知らないのだが、そんな自分の外見や才能や社会的現状地位を楽観的でもなく悲観的でもなく正確な客観性をもって自己採点を終えた男が、あえてかもし出す「可愛さ」という「あざとさ」は、男側から見た戦略として、もっとも正しい選択だと考える。たとえば、50歳をすぎてまだフリーターみたいな日々をおくるストレスフリーの美肌だけが取り柄の初老男が頼るべきなのは「シブさ」だとか「ちょいワル」ではなく、絶対に「可愛さ」なのである。そして、「可愛さで他のすべての要素をチャラにしてしまうような男選びは危険な兆候」と、みずからに歯止めをかける女性側の自問自答は、じつに鋭い警鐘だと感心する。

 

女子にもけっこういますからね〜、合コンだとかお見合いパーティに行ったら、かならず一人は……星野源的モテ術で、最後はちゃっかり美味しいところを持っていっちゃう子が。

 

身長は157㎝ほどで、派手な顔立ちやファッションやトークで華やかさを惜しげなく発散しまくるキラキラ女子の陰に隠れた塩顔系……でも、テーブルマナーやら聞き上手やら清楚なワンピースやらの持久力勝負で意中の男性に、まるで忍者のごとくすり寄っていく「あざとさ」がある。まさに全11話で女性視聴者のハートをじんわりと鷲づかみにした星野源さながらではないか。

 

しかも、そういった星野源女は、こうやって男を地味にとっかえひっかえすることによって、“恋愛の基礎練”をみっちりとこなしているので、一度ハマってしまえばけっこうタチが悪かったりする。私も主張したいことが山ほどあるゆえ「♯星野源に屈しない女の会」、特別枠の男性会員としてゼヒとも入会の許可をいただきたい。

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山田ゴメス

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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