幸運や成功がほしければ、毎日同じことを繰り返してはいけない

ビジネス

 

あるテレビ番組で話題にしていたことですが、ノーベル賞をとるような大きな発明、発見のほとんどは、予定していなかったこと、ラッキーなことから始まっていることが多く、自分の予定通りにやったことからは、大きな発見はあまり生まれないのだそうです。

 

また、予定外のことから発見を見出すには、それを見逃さないための感性が必要で、そのためには、今までの既成概念を捨てて肩の力を抜き、そのことをもう一度見直すということをしていると、発明を生んだり、成功しやすくなったりするということでした。

 

私はこの話と似たことで、「幸運や成功は予定外のことから生まれる」ということを、特に独立して仕事をするようになってから、よく感じるようになりました。

 

 

■下心を持って人に会ってもうまくいかない

 

例えば、こんな業界や立場の人と出会えば、こんな人が集まるコミュニティに参加すれば、こんな情報提供をすれば、仕事の受注や引き合いがもらえるのではないかと考え、それなりに理屈を考えて行動したりしますが、そういう中から結果が得られたことは、実はあまり多くはないという印象があります。

 

反対に、まったく思いもよらない人からのご紹介や、ある日突然の問い合わせなどがきっかけで、長い仕事上のお付き合いが始まることが、実際の件数などから見ても、少なくとも私の場合は圧倒的に多いです。

 

こういう時に、後から理由を確かめると、それなりの経緯や理屈が必ずあり、その度に「なるほど、そんなことだったのか……」と思いますが、それが事前に予定、想定ができることだったかといえば、それは難しかっただろうと思うことばかりです。

 

ですから、自分のやることとしては、できるだけ多くの人と会い、多くの場所へ出向き、多くのことを発信するしかありません。多少の確率や効率は考えますが、何か大きな変化をもたらすような出会いや出来事は、やはり予定できるものではありません。

 

 

■毎日同じことの繰り返しでは、想定外の“幸運”は起きづらい

 

「幸運や成功は予定外のことから生まれる」ということを、なぜ会社に勤めていた頃はあまり思わず、独立してから顕著に感じるようになったのかを考えてみましたが、そこで思ったことは、「一日の生活の中で予定されていることの割合の違い」ということです。

 

もちろん業種や職種による差はあるでしょうが、会社勤めであれば、少なくとも就業時間や休日は決まっているでしょうし、給料もルールで決まっていて、ある程度の幅で一定していると思います。場合によっては、朝夕は同じ時間に同じ電車の同じ車両に乗り、会社では同じ顔ぶれと仕事をし、行動を共にする人や、お昼ご飯を食べるお店まで毎日ほぼ一緒というように、同じような流れと風景の中で過ごしている人もいるでしょう。

 

私も会社勤めの頃は、これと同じようなものでしたが、これが独立してからは、お客様に応じて仕事内容は違いますし、それが保証されるのは契約に応じた期間だけになります。収入も変動しますが、これは少ないというネガティブな話だけではなく、ポジティブな場合もあります。お会いする人も行く場所も、行動する時間帯も毎日違い、予定できないことや安定しないことの比率が圧倒的に増えます。

 

そういう比率が多いせいで、「その中に幸運がある」と感じてしまいやすいのかもしれません。「幸運や成功は予定外のことから生まれる」ということを逆説的にとらえれば、「予定することを減らせば、幸運や成功に出会う確率が増える(かもしれない……)」ということです。毎日同じことを繰り返していると、その中で想定される範囲のことしか、身の回りでは起こらなくなります。その安定や無難ということが、その人にとって望ましいことならば、それはそれで良いのかもしれません。

 

ただ、“幸運”や“成功”というのは、「いつもと違う良い出来事が起こること」です。それに出会うためには、あえて意識的に「予定していないいつもと違う行動」をとることも必要なのかもしれません。

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ユニティ・サポート小笠原隆夫

ユニティ・サポート小笠原隆夫

IT業界出身で現場のシステムエンジニアの経験も持つ人事コンサルタントです。 人事課題を抱え、社内ノウハウだけでは不足してその解決が難しい企業、100名以下から1000名超の企業まで幅広く、人事制度構築、...

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