お金が貯まる女かどうかは、「美」に対する支出の仕方で分かる

マネー

 

「お金のこと」は人生で大切であるにも関わらず、あまり話すこともなく、また小さいころから習う機会がなかった人が多いのではないでしょうか。私の新著「美しく生きる女のお金の作法」から、お金の作法が身に付き日々が美しく変わる習慣をご紹介します。

 

 

■あなたの美への支出は、消費?それとも投資?

 

女性特有の支出といえば、まず浮かぶのが「美」に対する支出です。服、スキンケア、メイク、ネイル、髪…などなど、自分を美しく見せるためにかかるトータル金額を見積もってみると、「こんなにかけていたとは!」と驚く人は多いようです。女性にとって美を保つことは、セルフイメージを高めて日々のモチベーション維持に欠かせない、大切な心がけ。だからこそ、賢くお財布のコントロールをしていきたいですね。さて、この美に対する支出は、生活に欠かせない「消費」でしょうか? それと将来の自分自身の成長につながる「投資」でしょうか。

 

私はこのように考えています。社会生活を送るために最低限必要な支出は消費とカウントし、「より美しく見せるため」「モチベーションを高めるため」にプラスする支出は投資と考えましょう。たとえば髪に関してだと、ヘアスタイルを維持するためのカット代は生活費にカウントできる消費です。「ちょっとイメチェンしたい」と好みでプラスするパーマ代やカラー代は投資になります。髪質を維持するためのトリートメントなら、セルフケアにかかる商品代は消費、より高い効果やリラクゼーションを求めて美容室にいくなら投資と考えます。

 

「美」に手間ひまをかけるのはやっぱり楽しいもの。ほうっておくとついつい支出がふくらんでいきます。しかも、お金がかかる項目は、服、スキンケア、メイク、ネイル、髪、靴、バッグ…などざっと上げるだけでも7項目。これらすべてを同じだけ重視して出費していくと、お金がいくらあっても足りません。「美投資貧乏」にならないよう、トータルバランスで考えていくことがとても大切です。

 

 

■美投資の重点を決め、トータルバランスをコントロールする

 

私のまわりの美しい女性たちは、上手に美投資のトータルバランスをとりながら、好印象をキープしている人ばかりです。

 

たとえばマサミさん(29歳・会社員)は“服重視派”「私は服が大好きだから、爪や髪にはあまりお金をかけません」と明言しています。服にお金をかける分、ネイルはセルフキットで、美容院はワンシーズンに一回、スキンケアはドラッグストアで変えるプチプラで…とトータルでバランスを取っています。このように「月の美投資額の上限を念頭に置いて、その範囲を超えないようにバランスをとる」という意識はとても大事。美投資にかける予算の上限設定は人それぞれの価値観によると思いますが、だいたい手取り収入の1割に収まる範囲までを目安に考えるといいでしょう。美にかけるお金の総額の中でメリハリをつけるセンスこそが、マネーセンスを高めながら美を磨ける女性の必須条件と言えるでしょう。

 

私自身はどうかというと、美投資として新しい習慣を検討する時には必ず「トータルコスト」を考えます。たとえば人気のジェルネイル。ネイルサロンでのジェルネイルは「1回あたりのコスト」だけを考えると7000円くらいです。月の収支の中で考えると大したことないと思われるかもしれません。しかし、ジェルネイルは自分で塗ったり、オフしたりするのが難しいので、サロンに通い続ける必要があります。これを続けることで支払う“トータル金額”となるといくらになるでしょうか。1回7000円のサロンを3週間に1回通い続けると、1年で17回×7000円=11万9000円。約12万円です。これに20年間通い続けるとすると、なんと240万円という膨大な支出になるのです。「これからネイルサロンに通うことを習慣にする」と決めた瞬間から240万円の20年ローンを組んだのと同じようなものなのです。このトータル金額を妥当と考えるか、高いと考えるか。もし「高い」と感じたら、この習慣は見直した方がいいということになります。

 

 

■あなたなりの美投資をはじめよう

 

美投資は、何を重視するかによってパターンがかわってきます。まずは、年間トータルのコストを考えるパターンです。美投資に関して1年間で使える金額を先に決めてしまい、その中で何にどれだけ使うのかを配分していくやり方です。この方法では、年間の予算が決まっているので、使いすぎを防げます。新商品が出た、とか友達の結婚式だから、などといった衝動的・突発的な出費を抑えることができます。 

 

次は、時間短縮パターンです。「コスト」は何もお金に限った話ではありません。「時間」にもコスト感覚を持つと、意識がだいぶ変わってきます。たとえば、毎日ほどこすメイク。たとえ1日たったの20分でも、一年積み重なれば約121時間にもなります。私はこのメイクの時間を少しでも短縮したくて眉のアートメイクを取り入れていました。アートメイクは施術代が3~5万ほどかかりますが、3年間くらいは保ちますので、その間は眉メイクにかかる時間・化粧品代は不要です。一件高く思えますが、365日×3年間で考えれば、十分に安いといえるのではないでしょうか。

 

最後は生涯コストパターンです。毎日・長年使用し続ける一生ものの高級時計のように生涯での使用単価を考えれば、コストに納得できるというケースもありますね。私が美投資の中で最も“費用対効果”を実感しているのが「加圧トレーニング」です。血管を圧迫しながら筋肉トレーニングをすることで成長ホルモンの分泌を促すというものですが、私にはとても合っています。まず、1回あたりのトレーニング時間が25分と短いのがいいですね。効果についても、筋肉が効率的に鍛えられるのはもちろんのこと、血流がよくなることで肩コリを感じなくなり、マッサージに通うことがなくなりました。また、血管を圧迫するという特性から、必ずマンツーマンでトレーナーが付きそうため、トレーニングをしながらパーソナルな食事のアドバイスも受けられたりと、充実したメンテナンスの時間を作れます。こういったことから、コンパクトな時間とお金の投資で大きなリターンが得られる美習慣として、私の生活になくてはならないものになっています。

 

ぜひ自分なりの“美投資”のバランスを探してみてください。

 

【関連書籍】

美しく生きる女(ひと)のお金の作法~ささやかな26の習慣で、お金が貯まりだす~

 

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大竹 のり子

大竹 のり子

株式会社エフピーウーマン代表取締役。ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)。一般社団法人金融学習協会理事長。 出版社の編集者を経て女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」を設立。現在、...

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