知らないと危険! 健康的で安全な温泉の入り方

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肌寒い季節は、温泉が恋しくなるものです。温泉と、日常生活のお風呂とは違うものだということは、ご存知の方が多いと思いますが、正しい温泉の入浴方法とは?と聞かれると、考えてしまうかもしれません。温泉では、その効能をうたっている場合が多く、湯治としていかれる方も多いと思います。しかし、どんなに健康的な成分が含まれている温泉でも、「入り方」を間違えてしまうと、逆に健康を損なってしまう可能性があるのです。

 

 

■入浴前にも、十分な水分補給を!

 

温泉に入った後に水分を補給するのは一般的ですが、実は、温泉に入る前こそ水分補給が必要です。なぜなら、私達の体において、1日の体内からの水分蒸発が1000mlと言われていますので、入浴で汗をかいていない状態でも、吐く息や皮膚から蒸発しています。この状態ですぐに入ってしまうと、血液が濃縮してドロドロになり、その塊が脳や心臓の血管に詰まると梗塞を起こしてしまう可能性があります。その危険を回避するために、十分な水分を補給します。水分は、ミネラルウオーターや麦茶のほか、スポーツドリンクでもOKです。

 

 

■正しいかけ湯の方法とは?

 

そもそもなぜかけ湯をするか?というと、共有する温泉の湯を汚さないということもありますが、体を入浴温度や温泉の泉質に慣らすためでもあります。正しいかけ湯の方法は、体の下から上へ、足元から肩、背中にかけて8回〜10回程、しっかりとそしてゆっくりと湯をかけます。真冬など、体が冷え切っている場合はもう少し回数を増やして、体を温めてから入浴しましょう。体が冷えている状態で入浴をすると、血圧が急上昇し、血栓ができてしまう危険性がありますが、このかけ湯をすることで、入浴中の脳卒中や心臓発作を防ぐことができます。

 

 

■湯尻から入り、徐々に湯口へ

 

実は温泉にも、通な入り方があります。それは、湯尻からそっと入り、徐々に源泉が注がれている湯口に近づいていくということ。湯尻は温度が少し低めになっているので、体を湯に慣らしてから、温度が上がっている湯口へと近づいた方が、体に負担がかかりません。ちなみに、体に負担がかからない入浴法として、内湯と露天風呂がある場合は、すぐに露天風呂へ向かうのではなく、内湯で体を温めてから、露天風呂へ行くと、血圧の急上昇を防ぐことができるので、安全に温泉を楽しむことができます。

 

 

■サウナや水風呂も上手に使う

 

サウナが併設されている温泉も増えてきています。温泉に来たのだから、サウナは…とお思いの方はもったいない!サウナには、NK細胞の活性化を促し、免疫力UPすることが期待できるといわれています。健康維持に一役買ってくれるのです。サウナでたっぷり汗をかいた後、水風呂を使われる方が多いのですが、この水風呂とサウナと交互で入ることにより、ダイエット効果も期待できます。多くの方が共有しているものなので、たっぷり汗をかいた後にそのまま水風呂へ行きますと不衛生な事もあり、気持ちいいものではありません。水風呂でもかけ湯かシャワーをして、汗を流してから入っていただきたいと思います。

 

 

「温泉の入り方」と言うと、髪が長い人はまとめて浴槽につけないことや、手ぬぐいは直接浴槽に入れないといったマナーもとても大切ですが、皆様が気持ち良く、そしてご自身も安全で心地よく温泉を楽しむために、ぜひ以上のことを実践していただければと思います。

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植竹深雪

植竹深雪

地方局アナウンサーや記者を経てフリーアナウンサー、美容ライターに。その活動の傍ら、時間を見つけては大好きな温泉へ。湯巡り歴13年、全国各地の温泉だけではなく、海外の温泉も合わせて約1400の温泉を巡っている...

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