男の子ママ震撼! あの事件に学ぶ、わが子に言ってはいけない言葉とは?

人間関係

ダ・ヴィンチニュース

最近話題になったエリート大学生による集団暴行事件や某二世タレントの性的暴力。子育てママのための雑誌「Como」編集部には、男の子を育てているママたちから、「うちの子は大丈夫?」「私の育て方、間違っていない?」という不安の声が多数寄せられたそう。

 

最近の育児では、悪いところを叱るより、良いところをほめて伸ばすことに注目が集まっています。けれども「ほめる」なら何でもいいとは限りません。もしかしたら、あなたのその「ほめ方」が、息子をこのような加害者へと育てているのかも…?

性犯罪者には3つの特徴があるといわれています。

 

(1)自己肯定感の低さ (2)共感力の欠如 (3)ゆがんだ優越感です。実は、こうしたゆがんだ感性は、小さい頃からのお母さんの関わりが大きく影響しています

 

このように指摘するのは、幼児教育者の竹内エリカさん。最近の間違った「ほめる」子育てが、この3つを助長しかねないといいます。ベストセラーとなった竹内さんが緊急に書き下ろした新著『マンガでなるほど! 男の子に「すごい」「えらい」はやめなさい。』(主婦の友社)では、男の子の育児法を提唱しています。子どもに「すごい」「えらい」が口癖のお母さんは今一度「ほめ方」を自己流から見直してみはいかがでしょうか。

 

 

 

■「あなたはすごい!」では不安になる

 

本書で特に注意を促しているのが、「ほめ方」です。子どもが良い行いをしたときに、「ほめる」ことは悪いことではありません。けれども、次の様に偏らないよう強く意識しなければならないそうです。

 

お母さんはつい子どもをほめてあげたい気持ちから「すごい」「えらい」と言ってしまいますが、それが点数や評価のつくものだけだと「すごい」「えらい」と言われたい思いが強くなると同時に、「すごくない自分」「えらくない自分」に不安を抱くようになるものです

 

「あなたはすごい」「あなたはえらい」という主語。これをコーチングでは“YOU(ユー)メッセージ”と言います。この“YOUメッセージ”ばかりを子どもに伝えていると、子どもは人の評価を気にしすぎたり、他人の意見に振り回されたりします。「すごい」自分や「えらい」自分にしか価値ない、という偏った人生観を持ち、さらには、自己肯定感をも低く感じられるそうです。

 

自己肯定感の低さに偏った人生観が結びつくと、自己肯定感を満たすために「人よりも上であること」を求め続けます

 

「人よりも上」であることを確認するために「いじめ」たり、暴力により「支配」したり。間違った「ほめ方」は、男の子の問題行動の原因をつくることになります。「点のつくもの」、勉強やスポーツばかりではなく、その子のありのままをたたえてあげましょう。

 

 

 

■「できたね!」と行動を実況中継しよう

 

では具体的にはどう「ほめる」のが正しいのでしょうか。それは子どもの「行動」を認めて上げることです。

 

「速かったね」「きれいになったね」「片づけたね」「たくさんできたね」「ていねいにできたね」「自分からできたね」……、評価せずに行動を実況中継するだけで、子どもは十分にお母さんから認められたと感じるものです

 

このように、子どもの行動を認めて上げることを“アクノレッジ(承認)”と言うそうです。「すごい」「えらい」という言葉は、評価が含まれています。けれども「すごい」を決めるのは、お母さんだけでしょうか? 「すごい」「えらい」に基準なんてないはずです。

 

しかし100点を取った、1等を取ったなど、頑張りを認めたいときもあるでしょう。その際は、“YOUメッセージ”の反対、“I(アイ)メッセージ”を使うといいそうです。

 

「お母さんは1位をとって驚いた」「お母さんは部屋が片付いてうれしい」

 

お母さんは自分の行いをどう感じているのか。行動ではなく、“結果をほめる”場合は、「お母さん」を主語にした言い方をすると、子どもが人の「思い」を理解できます。お母さんのいろいろな気持ちを伝えることで共感力も育ちます。

 

子どもの自立に不可欠な「自己肯定感」とは、「自分を大切にし、他人を大切にできる心の状態」。できる自分もできない自分も、失敗しても、どんな自分でも大好きということ。勉強やスポーツなど、点数がつき、目に見えることばかり、賞賛しがちです。けれど目に見えないところでも、子どもはがんばっています。

 

子どもをほめるなら、結果ではなく「行動」や自分の「そのまま」の気持ちを言おう

 

 

 

■その子の性格に合った声掛けを 

 

男の子は好奇心旺盛で思い立ったらすぐ行動するため、「ダメ」を連発しがちです。だから意図的に「ほめる」ということはもちろん大切です。でも、「すごい」「えらい」だけが、ほめ言葉ではありません。ありのままのその子の行動を「見ていたよ」と伝えてあげるだけでも子どもにとってはうれしい言葉なのです。

 

あなたの「ほめ方」はどうですか? 子どもにも気質があり、お母さんにも気質があります。だから気持ちが通じる言い方はここで紹介したひとつだけではありません。本書では、男の子を5つのタイプに分類し、もっとも効果的な声掛けやしつけの方法が書いてあります。あるときは、天狗のような鼻を持ち、あるときはノミの心臓を持つ男の子。表情がクルクルと変わるエネルギッシュな愛すべき息子たちにもっとも伝わる言い方は何か。本書で学んでみてはいかがでしょうか。

 

文=武藤徉子

 

※情報は2017年2月5日現在のものです

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