最近よく耳にする「ゾーン30」って何? 自動車ユーザーなら絶対に知っておきたい基礎知識

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「ゾーン30」という言葉をご存知だろうか? 聞きなれない言葉だと思う人もいるかもしれないが、実は2011年からすでに始まっている交通安全対策のひとつとして施行されている。この「ゾーン30」、自動車ユーザーなら“知らなかった”では済まされないものなので、ひと通り知識を身につけておこう。

 

出典画像:宇部市公式サイトより

 

 

■そもそも「ゾーン30」って何?

 

「ゾーン30」というのは、特定の区域(ゾーン)において車の最高速度を30キロ以内に制限して、自動車事故を防ぐというもの。その地域に生活する人が幹線道路に出るために使う「生活道路」が“ゾーン”となり、路面に「ゾーン30」と表記。さらに「区域 ここから」と書かれた最高速度30キロの規制標識も掲げられる。

 

警視庁公式サイト内「ゾーン30の整備について」によると、2001年から取り組みが始まり、2003年の年度末には全国で1111か所に導入済み。さらに今年3月までに全国で約3000か所を整備することを目標としているらしい。

 

ここで気になるのは、なぜ“30”なのかということ。これは自動車の時速が30キロを超えると、衝突事故があったときに歩行者の致死率が跳ね上がるためだという。同ページのグラフを見ると、20~30キロでは致死率が0.9%なのに対して、30~40キロでは2.7%にまで跳ね上がる。さらに40~50キロでは、7.8%にまで上昇するようだ。

 

このように「ゾーン30」は日常生活とも密接に関わるとても重要な交通安全対策なのだが、まだまだ知らない人が多くいのが現実。Twitter上では「ゾーン30って看板初めて見た!! ゴールド免許だけど意味知らないや。東京限定かなぁ」「うちの前のゾーン30もある日突然出現しました。何だこりゃ? って慌てて調べたの覚えてます」「ゾーン30って何? こんな標識見た事ない」といった声が上がっている。

 

 

 

■どんな対策が行われているの?

 

「ゾーン30」は速度規制だけでなく、さまざまな交通安全対策を兼ねたものとなっている。道路の「中央線」を消す代わりに、歩道と車道とのあいだに白線で「路側帯」を作ったり、路側帯をカラーで舗装してわかりやすくしたりと、歩行者の安全を図った取り組みが盛りだくさん。また、自転車が通行する位置や方向を示す「自転車ナビマーク」を路面に記したり、道路に段差や狭くなる場所を設けてスピードを抑えさせるといったアプローチも行われているようだ。

 

さらにゾーン外でも、さまざまな取り組みが行われている。警察庁交通局の資料「『ゾーン30』の概要」によると、信号制御の見直しをしたり右折車線を設置することで、ゾーン内を通過する車を少なくしているという。

 

 

 

■「ゾーン30」対応のカーナビも登場!

 

自動車業界でも「ゾーン30」に対応する企業が続々と登場している。ユピテルでは、2014年に「ゾーン30」を水色で表示してくれる機能がついたカーナビを販売。ほかにも、ナビタイムジャパンのトラック専用カーナビアプリ「トラックカーナビ」では、「ゾーン30」の区域を自動的に回避してくれる機能が昨年12月に搭載された。しかも、必ず回避するというわけではなく、ユーザー側で「回避しない」「回避する」「積極的に回避する」から自由に選べるという便利さだ。

 

このように次第に普及が進んでいる「ゾーン30」。今後お目にかかる機会も増えていくはずなので、特に自動車ユーザーはどんな交通施策なのか、しっかりと把握しておく必要があるだろう。

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