AIに雇用を奪われないために――いまのうちに取っておきたい資格&習い事6選

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今年こそ、決意を新たに「なりたい私」になりたい! 大手企業では、昨今副業を解禁するなどの流れが加速。会社員の社外チャレンジが注目されはじめています。主婦業もしっかりこなしながら、資格を生かして自分のペースでできる仕事も諦めたくない……そんな方に向け、「副業解禁時代」におすすめの資格と習い事を、プロにアドバイスいただきました。

 

 

■副業解禁時代に役に立つのはいままでの仕事に関係のある資格

 

昨年、ロート製薬が社員の副業を認める「社外チャレンジワーク制度」の導入を発表し、大きな話題となりました。ヤフーやサイボウズといったIT系企業でも副業を認めている会社は多くあります。さらに、意外に思われるかもしれませんが、日産、富士通、花王など、国内の大手企業も副業OKなところが増えているのだそうです。

 

では、なぜここに来て企業が副業を認め始めたのでしょう。理由のひとつとしては、大手企業においける終身雇用の崩壊があります。これまで、企業側が社員に忠誠心を求めるべく、社則で副業を禁止する例が少なくありませんでした。ただそんな考え自体がもはや時代遅れ。一方で、最近では副業を通じて得た知見が、所属企業の新規事業を生み出すための原動力になる、という期待感も膨らんでいるようです。

 

では、今後ニーズが増えるお仕事や、活躍の機会が増えそうな資格は、どのように見つければいいのでしょうか。女性のキャリア構築を支援するキャリアコンサルタントの高村祐規子さんからは次のようなアドバイスをいただきました。

 

「世の中の動きにアンテナを張ることが、役立つ資格を見つけるポイントです。新聞やテレビなどのニュースを見るだけでなく、異業種の人のアドバイスを聞くことも重要でしょう。有望な分野を見つけたら、自分の経験、スキルが生かせる接点を探してみてはいかがでしょうか」

 

高村さんによると「資格は掛け算」なのだそう。いままでの仕事に関係のある資格を取るのが「役立つ資格」の基本的な考え方。やたらめったら資格を取りたがる「足し算型」の人もいますが、何がやりたいのかわからない資格の取り方はムダとのこと。仕事での自分の強みをアピールできるのが「資格」の価値です。ここでは、社会の動きから、現在狙い目となる「資格」と「習い事」を高村さんにお聞きしました。

 

 

■AI導入で残るのはリーダーとIT人材

 

「まず“副業解禁”の社会の流れに乗るためには、キャッシュポイントを知ることが重要です。そんななかニーズが高まっている資格が『マイクロソフト オフィス スペシャリスト マスター』です。ワードとエクセルの上級試験とパワーポイント、そしてアクセスかアウトルックの試験に合格すれば取得できる資格ですが、マスター資格は2016年12月末時点で日本国内では7万8805名しか認定者がいない希少資格です。資格のメリットは履歴書に掛けること。つまり資格は他者からの評価されるためのもの。自分でいわなくても『マイクロソフト オフィス スペシャリスト マスター』と履歴書に書いてあれば、マイクロソフト・オフィスのスキルがある一定以上だということが人事に評価されます。そういう武器になる資格を持っていると強いですね」

 

労働環境における大きな話題としては、人工知能(AI)やロボットの技術革新も見逃せません。経済産業省は、変革に対応しなければ2030年度には国内雇用が735万人減るとの試算を発表しています。

 

「AI導入はもう様々な職場で始まっています。富国生命保険相互会社が給付金などの支払い査定に、IBMの人工知能“ワトソン”の導入を決めたというニュースが2016年12月にありました。保険金支払いまでの迅速化と業務の効率化が狙いだそうですが、査定関連部署に所属していた131人のうち、約3割にあたる34人を削減する見込みだということです。このニュースが意味することは明らかで、誰でもできる仕事は今後雇用がなくなるということ。事務職として残るためにはリーダーになる必要があります。そういう意味で“ビジネスマネージャー検定”のような資格を持っておくことは、希少人材になる第一歩になるでしょう」

 

また政府や自治体はワークライフバランスを推進しており、多くの企業も残業削減を掲げています。早く帰れるのでその時間を使って先取り資格を取得するのも、景気の先行きが不透明な時代には有効な手段。

 

「文部科学省は2020年から小学校での『プログラミング教育の必修化』を検討すると発表しました。背景として経済産業省が発表しているとおり2030年には78.9万人のIT人材が不足すると予測しています。義務教育で必須化されても、学校の先生にはプログラミングを教えるスキルはありません。そんな時代を先取りして“子ども向けプログラミング講師”を目指してみるのも、いま始める習い事として狙い目です」

 

 

■資格のプロが教える近い将来役に立つ資格と仕事と習い事リスト

 

マイクロソフト オフィス スペシャリスト マスター

在宅でも社会に復帰しても価値がある事務職トップの資格。

 

 

オススメのポイント

取得している人が少ないので希少価値がある。
国際資格なので英語ができれば海外のクラウドソーシングの仕事もできる。時差の関係でアドバンテージがある。
AIが導入されてもそれをチェックする仕事は必要。事務職でトップのこの資格があれば、そのポジションにつくことも可能に。

 

 

子供向け英語講師

在宅で学習できて、今後ニーズが必ず高まる仕事。

 

 

オススメのポイント

2020年より学習指導要綱が変わり小学3年生から外国語学習がスタート。5年生からは正式な教科となる。いま以上にニーズが高まります。

 

資格取得講座一例:
「J-SHINE(特定非営利活動法人 小学校英語指導者認定協議会)認定 児童英語教師養成コース 通信講座」+スクーリング

 

 

プログラマー

海外を含めたクラウドソーシングなど、ニーズが多くある。

 

オススメのポイント

国内ではメガバンクの統合案件やマイナンバー制度導入に伴う開発ニーズが高まり、プログラマーは慢性的に不足している。海外の案件も英語力があればできる。進んで新しい言語や領域を勉強していれば、AIが導入されても希少価値は高い。WEBデザイナーやHP作成などの在宅でできる仕事が増える。

 

資格取得講座一例:
ソフトウエア会社が運営する実践的通信学習等がある。

 

 

ビジネスマネージャー検定

育休中にも在宅で取れる! 女性活用を進める職場で活躍の場が広がる。

 

オススメのポイント

女性活躍推進の後押しでこれからチームリーダーになる女性が増えてくる。実践が大事なのは変わらないが体系的知識を育休中につけておくことも必要。

 

資格取得講座一例:
産業能率大学のビジネスマネージャー検定 通信講座(通信教育)

 

 

◆インテリアコーディネーター・福祉住環境コーディネーター検定

リフォーム需要の高まりでインテリアコーディネーターの仕事が増加中。

 

オススメのポイント

高齢者が増えリフォームニーズが多くなり、ハウスメーカーや住宅関連企業に勤務している人は取得しておくとAI時代でも役立つ。

 

 

子ども向けプログラミング講師

在宅でできる開業できる可能性が大。

 

オススメのポイント

2020年より小学校でプログラミングの授業がスタート。ニーズはかなり大。
できる人が少ないので今から始めるメリットが大きい。これから大きく伸びる予想。

資格取得講座一例:
「自宅開講型小学生向けプログラミング教室」

 

「安倍内閣は、“すべての女性が輝く社会づくり”を推進していますが、じつは人事担当者に聞くと、20代半ばの女子社員には専業主婦願望が強いそうです。一方で、現実経済は厳しくなり、実質賃金は上がっていないので共働きを前提にした結婚が当たり前になり始めています。2020年に東京オリンピックが終わった後は、それまで予算を前倒ししてきた分、不景気になるという予想があります」(高村さん)

 

時代の波を逃さずつかむためには、先を見据えてキャリアを重ねていくことが重要です。1年後、3年後、5年後と、自分らしい働きかたを思い描いてキャリア形成していくことが大切。2020年まであと3年。腰を据えて学べば相当なスキルが身に付くはず。「なりたい私」を目指して、2017年は武器になる資格取得を目指して習い事を始めましょう!

 

 

Profile

 


高村 祐規子

キャリア&マネー協会代表
企業における女性社員向キャリア研修の企画・運営、キャリア面談、女性向け講座の運営等をメインに活動。他、派遣会社のコンサルタントとして人材戦略に関するプロジェクト運営や大手外資系企業の女性支援プロジェクトの運営等。

女性専門のキャリアカウンセラーとして、現在まで約1万名の女性たちとの面談経験がある。女性向けのセミナーマガジン「神楽坂女子倶楽部」を月2回配信。著書に『資格をお金に換える方法』(中経出版)がある。

 

キャリア&マネー協会
career-money.com/

 

【URL】

何気ない日常を、大切な毎日に変えるウェブメディア「@Living(アットリビング)」

http://at-living.press

 

文:@Living(アットリビング)

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