水を飲む習慣が身に付く! 中身は水なのに「ジュースを飲んでいる」と脳が勘違いするカップが海外で話題に

毎日なにかしらの飲み物を摂取していると、ちょっとした不便や不満を感じることもありますよね。いま、些細な欲求も最新ガジェットが満たしてくれる時代になっています。そこで海外のクラウドファンディングサイトで見かけた、アイデアが秀逸なドリンクグッズをご紹介します。
【その1】フレーバー付カップ「The Right Cup」
ひとつめは「The Right Cup」。このカップは、米国食品医薬品局(FDA)の認可を受けたフルーツ・フレーバーをなんとカップに入れたことで、ただの水を入れて飲むだけでフレーバーを加えてくれるというもの。

筆者がアメリカにはじめて来たとき、人々がランチやディナーといった食事の飲み物としてコーラやペプシといった炭酸ジュースを飲むことに驚いたものです。それから長い時間が経ち、日本食レストランで人々がお寿司を食べながらコーラを飲んでいる姿にも驚かなくなりました。
最近は「アメリカ人の肥満はソーダ飲料に含まれる砂糖が原因だ」と指摘されることも多くなりましたが、生まれてからずっと飲み続けてきた甘いジュース、いきなり止めるのは至難の業です。こちらのプロダクトは、そんな人々を救うために誕生。
もちろん、実際に飲んでいる水に何かが足されるわけではなく、鼻と舌がフレーバーが感じているので脳が「フルーツジュースを飲んでいる!」と勘違いしてくれるという画期的な仕組みになっています。

ひとつ約3300円で販売されているこのプロダクト、クラウドファンディングサイトの「Indiegogo」で目標金額の8倍を集める人気商品。現在提供されているフレーバーはコーラ、オレンジ、ピーチ、ベリーにアップル味となっています。
もっと水を飲んだ方が健康にいいと分かっていても、やっぱりジュースが飲みたいという人もこのカップがあれば水を飲む習慣がつけられそうですよね。
TwitterやYouTube上での感想では「すごい! 本当に味がする!」といった感動の声から、「匂いはすごくするけど、味はしない」「しばらくすると味も強くなってきた」まで人によって様々なようです。
公式サイトでは、「継続して利用することで味も強く感じるようになります」と説明されています。6ヶ月経つと風味が落ちてくるそうですが、砂糖なし、添加物なし、ジュース代も節約できてペットボトルも減らせる、といいことばかりですね。
【その2】自宅用フローズンドリンク・マシーン「iSlush」
つぎは、オーストラリアのメーカーが販売しているフローズン・ドリンク製造機「iSlush」。2万5000円ほどで、お店においてあるようなフローズンが作れるデバイスです。

「自宅で飲めたらいいな」と妄想してしまうドリンクって、意外とたくさんありますよね。いまやエスプレッソ、スムージー、ビールなどありとあらゆる飲み物の自宅用製造デバイスが登場しています。そのデバイスリストに新たに加わったのがこちらです。
「自宅でのパーティが一層盛り上がる!」となんともオーストラリアな売り文句となっていますが、高さ40cm、幅30cmというサイズならカフェやレストラン、サロンやオフィスのちょっとしたスペースにも設置できますよね。「これがサーフィン・ショップや釣りショップに置いてあったらグッと来るなぁ……」と思うのは筆者だけでしょうか。
うれしいことに、オーストラリアとアメリカとカナダ以外にも配送可能。そのため、日本でも「iSlush」を受け取れます。
【その3】絶対に倒れないグラス「Mighty Mug Barware」
最後は、「Indiegogo」でふたつセット3400円から販売しているグラス「Mighty Mug Barware」。こちらはなんと、手で叩いても倒れないというプロダクト。けれども、真上に引き上げると楽に持ち上げることができます。

せっかく作ってもグラスごと倒してしまってはどんな飲み物も台無しですよね。とくにアルコールを入れるグラスは使う人が酔っているので倒してしまったり、テーブルから落としてしまって壊れたりすることも多いもの。これ、飲み会をよく自宅で開いている方なら痛いほどわかる悩みじゃないでしょうか。
このグラスは、底についた装置がテーブルとの間の空気を抜くことでグラスをしっかりと固定するという仕組みになっています。磁石でも吸盤でもないのです。

しかも強化プラスチックが使われているため、手に持った状態から落としてもグラスが割れることはありません。そのまま食器洗い機にも入れられるということなので、バーのグラスとしても使えるのではないでしょうか。

ワイングラス、ウィスキーグラス、ビールグラスと種類も容易されています。テーブルに置くと自動で空気を抜いて固定してくれるなんて、なんともSFで素敵だと思いませんか?
以上、3つのドリンクグッズを紹介しました。かゆいところに手が届くものばかりで、ありがたいですよね。とくにひとつめの「The Right Cup」のようなカップはもっと流行ってほしいもの。今後も飲み物系のアイデアグッズには期待大です。
文:塚本 紺
GetNavi web
「モノ・コト・暮らし」の深掘りレビュー&ニュースをテーマに、「新」がつくものなら何でも取り上げるウェブメディア。取り扱うジャンルはデジタル・家電からエンタメ、ミニ四駆まで幅広い。スポーツコンテンツにも...
GetNavi webのプロフィール&記事一覧