「サヨナラ、きりたんぽ」事件は完璧“確信犯”。さすが秋元康センセイ!

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NHK NEWSWEBによると、今年4月からテレビ朝日が日曜日深夜に放送を予定していた連続ドラマ『サヨナラ、きりたんぽ』のタイトルをめぐり、一悶着があったようだ。

 
なんでも、秋田県観光戦略課あきたびじょん室が「郷土料理であるきりたんぽのイメージを損ねる」と3月7日に、テレビ朝日へ口頭でタイトル変更を要請。それを受けたテレビ朝日は変更を決定し、8日には公式サイトのタイトル名を『タイトル未定』にしたのだという。

 
いったい、どこらへんが秋田県の逆鱗に触れたのか? その理由は、
 

テレビ朝日のホームページによると、ドラマは、主人公の女性(AKB48の渡辺麻友)が自分を裏切った男性などを「成敗する」という内容で、主人公について「平成の阿部定に!?」として、戦前に女が男性を殺害し、その男性器を切り取った「阿部定事件」を思い起こさせる記述があった。

 
……から、なのだそう(ちなみに、ドラマのタイトル変更を速攻で行ったテレビ朝日は「放送前とはいえ、秋田県の皆様に不快な思いを与えてしまい、申し訳ありませんでした」とコメントしている)。

 
最近は、この手の泥仕合が次から次へと立て続けにネット上を賑わし、正直もう飽きちゃった私としては最初、当案件はスルーしようと思っていたんだけれど、どうやら裏ではドラマの原作者として、あの秋元康センセイが暗躍しているらしいのだ。
 

コレ、絶対にワザとでしょ。完ペキに確信犯!? 今流行りの「炎上商法」ってヤツである。秋田県を舞台にしたドラマでもない様子なのに、いきなり「きりたんぽ」はあまりに意味不明すぎる。そりゃあ、オーソドックスな設定のモノに突飛なタイトルを付けて売り出すのが秋元センセイの得意技の一つなのは重々承知している。それにしても「きりたんぽ=男性器(?)」は、さすがに力技にもほどがある。

 
テレビ朝日の「異様」とまで言える対応の手際良さも見逃せない。口頭での要請を受けただけで、次の日にはとっととタイトル変更って……どう捉えても、端っからクレームを想定していたとしか考えられない。

 
言葉のプロであるセンセイがこんな初歩的なミスを犯すこと自体、ものすごく違和感がある。おそらく「8:2」くらいの比率で「抗議される」と見立て、抗議されたら「タイトル変更を余儀なくされた問題作」、されなかったら「シュールなタイトル」と、どっちに転んでも話題になると踏まえ、あえての「きりたんぽ」をネガティブに打ち出した──つまり、センセイにとっては、別に沖縄の「ちんすこう」でも名古屋の「ういろう」でも姫路の「塩(潮ではない)まんじゅう」でも、なんだってかまわなかったわけで、たまたまミサイルを落とされてしまった秋田県からすれば、ホントいい迷惑である。まあ、この騒動で少なからず「きりたんぽ」が検索エンジンの上位に上がり、多少の宣伝にもなったはずなので、結果としては「Win-Winの関係」という解釈もできるのだが……。

 
ただ、惜しむらくは、鎮火が早すぎた。あとちょっとだけ炎上を放置しておいて、それこそドラマ開始の2日くらい前のタイミングで、ダイナミックにタイトルを変更したほうが、より高い効果を望めたのではなかろうか?
 

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山田ゴメス

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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