【オーサーに聞け! Vol. 3 】職場も家庭もストレスだらけ…「伝え方」を知れば、相手が変わり人生が変わる!

人間関係

職場でも、家庭でも、人間社会は「コミュニケーション」が重要。企業や大学などで講演や研修実績を多数持つコミュニケーション研究家・藤田尚弓さんが、悩める読者の質問に愛情たっぷりに答えてくれます!

 

(再生時間:00分58秒 動画容量:14.7MB)

 

仲良くしたいのに、関係を深めることができない……。過去に女性上司とトラブってうつ病になりかかってから、怖くなってしまって。趣味のサークルでも、一緒に旅行に行く仲間が1人いるほかは、ほどほどのお付き合い。無理に友達を作ろうとすることが間違いなの?(45歳・女性)

 

本当に仲良くなりたいの? 自分の胸に訊いてみて(藤田)

 

趣味のサークルには旅行に行くほどのお友達がいらっしゃるのだから、人と仲良くするコミュニケーション能力は十分におありになると思います。

 

どちらかというと、このかたは「セルフコミュニケーション」がうまくできていないのかもしれません。上司とのトラブルをトラウマのように感じているようなので、まずは過去と向き合いながら心の中と会話をすれば、自身の本当の気持ちに気付けると思います。ご自身とのコミュニケーションからはじめてみましょう!

 

会社の上司に愛を告白し玉砕。それからはその人と毎日顔を合わせるのが辛く、仕事を辞めたいと思っています。こんな理由で仕事を辞めるべきじゃないですか?(31歳・男性)

 

「辛い」の解決方法は「離れる」ではありません!(藤田)

 

とてもお辛い状況ですね。顔を合わせて気まずい気持ち、お察しします。解決方法は複数あり、どれがこのかたにとっての正解かはわかりませんが、唯一確実なのは相手と距離をとったとしても辛い気持ちがなくなるわけではないということです! 仕事は続けながら解決方法をさぐってはいかがでしょう。

 

ちなみに、女性は2回目・3回目の押しに弱いです。折を見て、相手の女性に改めてアタックしてみるのはどうでしょうか。女性は、何度も好意を告げられるとその人のことが気になってしまうという研究結果もあるんです。私自身でも実証済みのデータですので、効果はあると思いますよ(笑)。もちろん、恋の傷は恋で解決という方法もあります。新しい恋を見つけて前に進むことも辛い気持ちを和らげる方法のひとつです。

 

職場にいる同年代の男性の独り言にイライラします。上から目線でモノを言い、周囲の人たちからも評判の悪い人です。彼に態度を改めてもらうには、どうすればいいでしょうか?(48歳・男性)

 

態度を改めてほしいときは肯定+理由が効果的!(藤田)


上から目線の言い方は、ちょっと辛いですよね。黙って我慢するのではなく、相手も自分も大切にするアサーティブなコミュニケーションを目指しましょう。しかし態度を改めてほしいとストレートに伝えると心理的反発がおきやすい状態になってしまいます。現状を変えていきたい場合には、相手を肯定しながらアクションを起こすための“理由付け”をしてあげるのがよいです。

 

現状を肯定、変える理由、具体的な依頼、やってくれたら褒めで行動を強化という流れを試してみてください。

 

例)
1.今の状態を肯定する「いつもアドバイスいただき、助かっています」
2.理由をつける「もっと多くの人に●●さんの話が伝わるべきだと思うのです」
3.試してもらう「たとえば『どう思う?』を挟んでもらうと会話がもっと活発になるはず」
4.褒める「このあいだ、●●さんの話題になりましたよ。すごく、伝わりやすかったって」

 

理由をつけると承諾率があがるのは有名ですが、このときの理由は、それらしいものでも効果が期待できますので、難しく考えず試してみてください。

 

僕には付き合って半年になる彼女がいます。ここ最近、彼女のだらしない外見に対する不満がつのり、今後お付き合いを続けるか悩んでいます(25歳・男性

 

あなたの言葉のかけ方次第で、理想以上の彼女になりますよ(藤田)

 

ありますよね! 相手の何もかもを過大評価してしまう恋愛の初期を抜けると、欠点ばかりが目に付くようになりがち。中身と外見──相談者の方が、お付き合いしている方と一緒にいたいと思ううえで、自身のなかの優先順位に気づけていないのかもしれません。まずは「セルフコミュニケーション」でご自身の中の優先順位を確かめてみてはいかがでしょう。

 

お相手の女性も20代前半位でしょうか? 年齢を考えると、「ラベリング効果」を利用して彼女を自分好みの女性に育て上げるのもアリだと思います。例えば、いつもよりキレイにしている彼女に「たまに本気出すと、マジでおしゃれだよね」など、“あなたの本当の姿はおしゃれ”とラベルを貼ってあげることで、“私って本当はおしゃれなんだ”と彼女自身も貼られたラベルの像に近づいてゆくのです。少しずつ、自分の好みに“育てていく”のもよいのではないでしょうか。

 

義母の行動に振り回されて困っています。昼夜問わずアポ無しで訪問、入浴中にドアを開けられたり、授乳をまじまじと見られたり……うんざり。主人にも話しました。本人にもやんわりとお断りしているのですが「いいのいいの、気にしてないから」と一蹴……あなたじゃなくて、私が気にしてるんだぁ!(31歳・女性)

 

一時的に関係が悪化しても、目の前のストレス回避を優先しましょう(藤田)

 

嫁姑関係でのコミュニケーションって難しいですよね。ご主人には相談したとのことですが、こういう場合の男性は使い物にならないので、あてにしないのが賢明です。

 

 

このお悩みのなかで気になったのは、相談者の方が授乳中だということ。授乳期間中はただでさえ大変な状況ですし、そんななかでストレスが重ねるのは精神衛生上、危険です。ストレートに言ってみてはいかがでしょう。失礼のないように気持ちを伝えれば、一時的に関係が悪化したとしても、後で挽回のできる時期がやってきます。

 

前述の「アサーティブコミュニケーション」も効果的だと思います。相手を肯定しながら、しっかりとした理由をつけて改善をうながし、試してもらう。そのあとに、感謝の気持ちを伝えることを繰り返していると、自然と行動を改めてくれることでしょう。子育てという大事業をやり遂げるためには、多少の軋轢も仕方がないもの。あまり自分を責めずに取り組んでくださいね。

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藤田尚弓

藤田尚弓

All About 話し方・伝え方ガイド。企業と顧客のコミュニケーション媒体を制作する株式会社アップウェブを経営。言語・視覚の両面から「伝わる」ホームページやパンフレットなどの制作を通し、日々コミュニケーション...

藤田尚弓のプロフィール
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