ストレスは意外なところに? 女性ホルモンが教えてくれる不調のサイン

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清水なほみ

 

女性の心身が、卵巣から分泌される2つの女性ホルモン(卵胞ホルモン=エストロゲン、黄体ホルモン=プロゲステロン)の影響を受けていることはご存じの方も多いでしょうが、女性ホルモンにはプラスの作用だけでなく、マイナスの作用もあるということはあまり知られてないと思います。

 

 

■絶え間なくやってくる「ホルモンの波」

 

女性ホルモンには、卵巣が働きを開始する「思春期」、ホルモン分泌が安定する「性成熟期」、ホルモンが低下して閉経に向かっていく「更年期」、ホルモンの分泌がなくなった後の「老年期」という大きな「周期」があり、それぞれのステージでホルモンの活動が変化するため発生しやすいトラブルや病気も異なってきます。

 

また、卵巣の働きが順調であれば約30日の周期で毎月ホルモン分泌の波ができるため、思春期から閉経までの女性には下記のとおり月単位の「周期」もあるのです。

 

  • 月経期:子宮内膜がはがれて出血として出る時期・2つのホルモン量が最も低くなります
  • 卵胞期:排卵の準備が進む時期・卵胞ホルモンの量が徐々に増えていきます
  • 排卵期:育った卵胞から卵子が出る時期・卵胞ホルモンがいったんピークを迎え排卵後に若干低下します
  • 黄体期:排卵後に子宮内膜が妊娠に適した状態になる時期・黄体ホルモンが急激に増え卵胞ホルモンとともに大きく変動します

 

こうした「ホルモンの波」があるため、女性の心身の状態は月単位で変化しますし、人によっては月経前の体調の変化が激しく日常生活に支障をきたす場合もあります。

 

 

■女性ホルモンの恩恵は多いが、口内環境に関しては悪影響!?

 

多くの女性は、それに伴う体調の変化や月経そのものを「億劫だ」と感じていますが、周期があるということは卵巣がきちんと働いている証拠なのです。過労や栄養バランスの乱れなど、何らかの負担が脳や体にかかった場合、この周期が乱れ、「月経がいつもと違う」という“わかりやすいサイン”によって、いち早く体からのSOSをキャッチすることができます。女性の方が男性よりも突然死することが少ないのも、そうやって女性ホルモンに守られているからなのです。

 

また、卵胞ホルモン(=エストロゲン)は、糖尿病・高血圧・高脂血症などの生活習慣病を発症しにくくする作用がありますから、閉経後にいきなりコレステロール値が上がったりするのは卵胞ホルモンの恩恵がなくなってしまうため。そのほかにも卵胞ホルモンは、骨密度の低下を防いだり、お肌の潤いやハリを保ったりと、さまざまなプラスの作用を女性にもたらしてくれるのです。

 

ただし、口腔環境に対しては少々厄介な作用を持っています。P.intermedia(プレボテラ・インターメディア)という歯周病菌は卵胞ホルモンを栄養源に増殖することから、女性の方が“歯周病が進行しやすい”のです。さらに卵胞ホルモンは歯肉を形作る細胞を標的にする性質を持つため、実は女性ホルモンの活動が活発な20~40代の女性こそ、しっかりとした口腔ケアが必要なのです。

 

しかも、妊娠期は女性ホルモンの分泌が普段の10~30倍にも増えるため歯周病のリスクも高まる上、妊娠中の歯周病が低体重児や早産のリスクになることも指摘されています。

 

歯周病は歯垢が残存しない清潔な口の中では起こらないか、起こったとしても軽度で済みますから、常にしっかりと歯垢を除去することが非常に大切。とはいえ、手みがきでは50%程度しか歯垢を取り除くことができないともいわれますから、電動ハブラシやデンタルフロスを併用しましょう。より効果的にケアするなら、音波振動と超極細毛で歯周ポケットの奥の汚れまでかき出すシステマ音波アシストブラシもおすすめ。ホルモンの影響を受けやすい排卵日付近と月経1週間前から月経開始までの時期に口腔ケアを特に念入りに行うことも、歯周病の進行を抑えるポイントのひとつです。

 

普段、何となく済ませてしまいがちな歯みがきですが、近い将来「妊活」をはじめるかもしれない女性は特に、めまぐるしく変化するホルモンバランスを意識したプラークコントロールが大切であることを覚えておきましょう。

 

「音波振動」+「超極細毛」の優れた清掃力で、歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間)の奥の汚れまでしっかりかき出します。軽量・スリムで使いやすく、振動や音が気にならない、歯周病ケアに適した音波アシストブラシです。

※株式会社インテージSRI 電動ハブラシ(イオンハブラシ除く)市場 2010年1月~2016年12月(販売個数)

 

 

 

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清水なほみ

清水なほみ

女性医療ネットワーク発起人・NPO法人ティーンズサポート理事長。日本産婦人科学会専門医で、現在はポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長。女性医療の先駆者の下、最先端の性差医療を学び、「全ての女性...

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