長く使えて節約になるスマホはどれ? 最新「格安スマホ」4機種の実力をプロが採点してみた!

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いま、docomoやau、Softbankなどのキャリアから出ているスマホではなく、より通信料金が安いSIMフリースマホを選ぶ人が増えていることをご存知でしょうか。豊富な機種が出揃っていて、一芸に秀でる個性派モデルが注目を集めています。

 

ただ、格安SIMで維持費が割安になっても、端末を頻繁に買い替えていては節約になりません。SIMフリースマホは3年使うことを前提に選ぶことが重要。また、価格と操作性も注目すべきポイントです。

 

まず、価格帯は大きく2つに分けられます。2~3万円台はミッドレンジ、5万円以上はハイエンドモデルと考えてOK。1万円台の激安なエントリーモデルはありますが、長期利用にはオススメしません。

 

ITライターの井上晃さんは、「価格帯で差が付きやすいのは、カメラやCPUの性能です。SNSへの投稿が多い人や、グラフィック描写の多いゲームアプリなどを利用したい人は、ハイエンド機種をオススメします」といいます。

 

操作性については、文字入力のしやすさを購入前に売り場で確認しておくと安心です。片手入力する機会が多い人にとっては、キーボードサイズを調整できるかが重要。キーボードの位置やカタチを調整できる「ZenFone 3 Max」や「HUAWEI Mate 9」はこの点をサポートしています。とくに後者は、親指の付け根が画面の端に当たっても誤動作しにくいのです。

 

つまり、長期的な節約を視野に入れるなら、価格や操作性など、総合的な使いやすさで選んだほうがいいということ。そこで、井上さんにポイントとなる5項目を中心にHuawei、モトローラ、フリーテル、ASUSのSIMフリースマホの使い勝手を評価してもらいました。

 

 

 

【その1】Huawei「HUAWEI Mate 9」実売価格6万5650円

 

ダブルレンズカメラを搭載する5.9型モデル。バッテリーは4000mAhと大容量です。背面の指紋センサーでは、通常と別の指紋でプライベートなデータを保護できる「プライバシースペース」機能も搭載しています。

 

カメラ性能にこだわる注目のハイエンド機

【SPEC】●OS:Android 7.0、●RAM/ROM:4GB/64GB、●インカメラ:800万画素、●サイズ/質量:約W78.9×H156.9×D7.9mm/約190g、●画面:5.9型 フルHD、カメラ:2000万画素(モノクロ)+ 1200万画素、●バッテリー:4000mAh、●CPU:8コア 2.4GHz+1.8GHz

 

5.9型と大型なのでAndroid 7.0の新機能「マルチウィンドウ」で複数アプリを閲覧しやすいです

総合:96点(処理性能:20点、ディスプレイ:20点、スタミナ:20点、操作性:16点、カメラ:20点)

 

井上さんは、「5年使える!」と結論。使い手への配慮が好印象なスマホで、「テンキーの位置は左右に寄せられます。画面の縁に掌が当たっても誤作動しない点も◎。総合的な使い勝手は随一です」と評価しています。



 

一芸はコレ! ライカのダブルレンズ
 

2ボケ味を後から調整できる「ワイドアパーチャ」機能を搭載。味のある写真が撮れます

 

メインカメラ作例
 

標準では淡めの色合いだが、彩度は調節可

 

 

 

【その2】モトローラ「Moto Z」実売価格8万1020円

 

別売の「Moto Mods」を付け替えて様々な機能を追加できる合体スマホです。シンプルな背面カバーとバンパーは標準で付属。手首をひねってカメラを起動させるなどのジェスチャー操作にも対応しています。

 

ガジェット好きにはたまらない合体スマホ

【SPEC】●OS:Android 6.0、●RAM/ROM:4GB/64GB、インカメラ:500万画素、●サイズ/質量:約W75.3×H155×D5.19mm/約134g、●画面:5.5型 WQHD、●カメラ: 1300万画素、●バッテリー:2600mAh、●CPU:4コア、1.8GHz

 

Modsはマグネットで接続。背面に端子があり、接続後自動で機能が起動します

総合:80点(処理性能:20点、ディスプレイ:16点、スタミナ:16点、操作性:12点、カメラ:16点)

井上さんは、「3~4年使える!」と結論。処理性能が高いスマホで、「Antutu Benchmarkのスコアは13万超え。指紋センサーと電源ボタンが別なのが△ですが、基本性能は高いです」と評価しています。

 


 

一芸はコレ! Modsでカスタム
 

別売で「Moto Mods」を用意。プロジェクターやスピーカーなどの機能を追加可能です

 

メインカメラ作例
 

画質や色合いは標準的。暗所も撮りやすいです

 

 

 

【その3】フリーテル「KIWAMI 2」実売価格5万3784円

 

10コアCPUや4GB RAMを搭載し、高いスペック値を誇る5.7型フラグシップモデル。Wi-Fiのオン・オフ切り替えなどを素早く行える「スワイプアップランチャー」など、独自のUIを採用しています。

 

独自UIを選べて便利なハイスペックモデル

【SPEC】●OS:Android 6.0、●RAM/ROM:4GB/64GB、●インカメラ:800万画素、●サイズ/質量:約W77.5×H 157.2×D7.2mm/約168g、●画面:5.7型 WQHD、●カメラ:1600万画素、●バッテリー:3400mAh、●CPU:10コア 1.4~2.3GHz

 

標準設定では「戻る」などソフトキーが表示されないので、画面全体を活用可能

総合:76点(処理性能:16点、ディスプレイ:17点、スタミナ:16点、操作性:16点、カメラ:11点)

井上さんは、「2~3年使える!」と結論。性能も操作性も安定しているスマホで、「独自UIは直感的に操作することができ、通常のAndroid UIも選べます。カメラは使い勝手は良いですが、暗所に弱いのが難点です」と評価しています。

 

 

 

一芸はコレ! 直感的な操作性

指紋センサーを兼ねる「FREETELボタン」が便利。タップは「戻る」操作となります


メインカメラ作例
 

やや暗めの仕上がりになります。暗所は苦手

 

 

 

【その4】ASUS「ZenFone 3 Max(ZC520TL)」実売価格2万1380円

 

2万円台前半で買えるお手ごろモデル。側面から背面にかけてエッジ部が手に馴染むようにカーブしているのも特徴です。バッテリー駆動時間は公称値で連続待受約720時間(3G通信時)を誇ります。

 

コスパ重視で選ぶ大容量バッテリーモデル

【SPEC】●OS:Android 6.0、●RAM/ROM:2GB/16GB、●インカメラ:500万画素、●サイズ/質量:約W73.7×H149.5×D8.55mm/約160g、●画面:5.2型 WQHD、●カメラ:1300万画素、●バッテリー:4100mAh、●CPU:4コア 1.25GHz

 

「ZenMotion」対応。画面オフ時のスワイプ操作で特定のアプリを起動できます

総合:68点(処理性能:6点、ディスプレイ:17点、スタミナ:17点、操作性:17点、カメラ:11点)

井上さんは、「2~3年使える!」と結論。用途次第では高コスパなスマホで、「処理性能は高くないので、重いゲームなどには不向きです。その他のバランスは良いので、ライトユーザーにオススメ」と評価しています。

 

 

 

一芸はコレ! 4100mAhバッテリー
 

モバイルバッテリーとしても使えます。アダプタ経由でタブレットなどに他機器を給電可能です

 

メインカメラ作例
 

色合いは濃い。動画は手ブレが目立った

以上、Huawei「HUAWEI Mate 9」、モトローラ「Moto Z」、フリーテル「KIWAMI 2」、ASUS「ZenFone 3 Max(ZC520TL)」の4機種の実力を確かめてみました。もっとも高得点となったのは合計96点の「HUAWEI Mate 9」。長く使うなら、評価の高いSIMフリースマホを候補にしてみてはいかがでしょうか。

 

 

【解説してくれた人】

ITライター 井上 晃さん

スマホや格安SIM、通信サービスなどに精通する。本誌やWebメディアを中心に記事を執筆している。


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