恐ろしいネットいじめから子どもを守る!“発見ツール”を使いこなそう

テクノロジー

 


■ネットいじめ発見ツールでいじめ発見!

進級・進学シーズンとなり、新生活が始まったご家庭も多いでしょう。このようなときに保護者が心配になるのがいじめ問題です。ネットいじめを心配しているという方もいるかもしれません。子どもをいじめから守るために、保護者はどんなことができるのでしょうか。

METHODが個人向け風評対策アプリ「SWAG for Personal」のiOS版をリリースしました。このアプリを使うと、保護者がインターネット上で子供がいじめやトラブルなどに巻き込まれていないか検索することができます。

「2ちゃんねる」「Twitter」「Yahoo!知恵袋」などの通常の検索エンジンでは網羅することができない書込みに対応している他、「氏ね(死ね)」「肝い(気持ち悪い)」「市価としよう(無視しよう)」などの独特なネット用語にも対応しています。書込みを見つけた後の対処法として、書込み削除申請方法もアプリ内で紹介されています。

利用料は無料で、「2ちゃんねる」「Twitter」「Yahoo!知恵袋」「爆サイ」「アメブロ」「FC2ブログ」その他全般に対応しています。インターネット上の書込みは永遠に残るものです。不名誉な書込みをされると、子供の評判を下げたり、将来に影響が出る可能性もあります。このようなサービスで素早く見つけて対処することは大切です。


■ネットいじめはなぜ恐ろしいのか?

平成27年度東京都公立学校における「いじめの認知件数及び対応状況把握のための調査」結果について見てみましょう。それによると、「パソコンや携帯電話等で、誹謗中傷や嫌なことをされる」割合は、小学校で1.3%が経験ありと回答しています。同様に中学校では5.9%、高等学校では38.5%、特別支援学校では20.0%と、校種が上がるごとに増加しています。これだけ見ればまだまだネットいじめは少数派と見ることもできますが、注意書きにあるとおり、実態が明らかになっていない事案も多いと考えられます。

ネットいじめが恐ろしい点は、いつでもどこでもいじめられ続けるため、逃げ場がなく追い詰められやすいこと。いじめ内容が手軽に共有・拡散されてしまい、集団いじめにつながりやすいことなどが挙げられます。既にご紹介したとおり、書込みが永遠に残って将来に大きな影響を与えることもあります。数は少なくても、すぐに対応しなけばならない重大な問題なのです。


■外からわかりにくいLINEいじめ

最近は子どもたちの間でもLINEによるコミュニケーションが増え、LINEはインフラと化しています。それに従って、LINEいじめも増えています。LINEの書込みは、LINE上の友だちになりグループに招待されなければ読むことができません。また、検索サービスの検索対象にもなりません。それ故、外からいじめに気づかれにくいという問題があるのです。

唯一、「Filii(フィリー)」というサービスを使うと、LINEいじめに気づける可能性があります。千葉県柏市の中学校が導入し、実証実験したことで話題となりました。ただし対象はAndroidのみの上、子ども側がデータへのアクセスを許可してくれないと見られない仕組みのため、使える家庭は多くはないかもしれません。

いじめが子どもに与える影響は見過ごすことはできません。しかし残念ながら、いじめやネットいじめを確実に見つけ出す方法はありません。ネットいじめとリアルのいじめは多くの場合連動しています。子どもの様子を見守り、普段と違う様子があったら気付けるようにしておくことが大切です。そして日頃から子どもと学校や友達の話などをしておき、トラブルが起きたら相談してもらえる関係でいることが、いじめの早期発見につながる一番の方法なのではないでしょうか。


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高橋暁子

高橋暁子

元小学校教員。Webの編集者などを経て独立、現職。 書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)など著作多数。SNS...

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