カチンときたとき、怒りを抑える「6秒」の過ごし方

ライフハック

ムッとしました。満員の山手線で足を踏まれ、その足を踏んだ男性は謝りもせずに電車から出ていきました。よくあるケースとは言わないまでも、たまにあるケースといえるでしょう。電車の中といえば、混んでいるにも関わらず大きなバッグを背中にかけて、人に当たっても気にしない人や、出口付近にいて降りようとする人を邪魔するように立っている人など、ムッとすることは多いものです。

 

駅での怒りで最悪のケースとして、ホームで肩と肩がぶつかっただけで、ホーム下へ突き落として転落死させてしまった例もあります。

 

こういうケースは大概、「6秒」の中で起こります。売り言葉に買い言葉でカーッとなって殴ってしまった、なども6秒の中で起こります。それは、6秒が「怒りのMAX」だからです。人間の怒りのピークは6秒といわれ、その中で最悪の事態は訪れます。逆に、その6秒が過ぎれば、怒りは収まっていきます。つまり、6秒を何とかやり過ごすことができれば、最悪の事態はまぬがれるのです。

 

最悪の事態をまぬがれるためのテクニックはいくつかありますが、今回は最も基本的な「ディレイ(怒りを遅らせる)テクニック」を紹介したいと思います。

 

それは、カウントバックというもの。カウントとは数を数えることで、バックとは逆算の意味ですが、ただ単に「5、4、3、2、1」とやっても怒りをやり過ごすことはできません。たとえば、100から3つずつ引いていきます。100、97、94、91……。厄介ですよね。ここが狙いです。つまり、怒りに向けていた意識を、カウントすることに向けることができれば、「6秒」なんてアッという間にやり過ごすことができるのです。

 

カウントバックは自由です。90から4つずつ引くとか、80から6つずつ引くとか、厄介であればあるほど効果的です。数字がどうも苦手という人は、贔屓の野球チームのバッティングオーダー(1番〇〇、2番△△、3番□□……)でも構いません。とにかく怒りの矛先を数を数える方へ向けられさえすればいいのですから。

 

目の前の出来事や言葉にカチンと来たら、何でも使ってください。今や多くのアスリートも使っています。とくにラグビー、アメフト、バスケット、サッカーなどのコンタクトスポーツでは、試合中に足を踏まれた、ヒジをぶつけられたなどは頻繁に起こりますし、その都度、頭に来ていたら、すぐイエローやレッドカードを食らいます。そういうときこそ心の中でカウントバックするのです。最悪の事態をまぬがれるばかりか、気持ちをスイッチして前を向くことが可能になります。

 

即効性のあるテクニックである「カウントバック」。今日から使うことで、新たな人生が動き出します。

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スポーツジャーナリスト

瀬戸口仁

1960年2月25日、東京生まれ。サンケイスポーツ新聞社でプロ野球を11年間担当。独立して1993年に渡米し、ニューヨークを拠点に13年間、メジャーリーグ、とくに日本人メジャーリーガーを取材。日本の新聞、雑誌、サイ...

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