へそくりの語源は?関西はなぜ薄味?話題に困ったときに役立つ雑学ネタ

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日常で抱く素朴な疑問はもちろんのこと、一見ウソのような本当の話から、常識のウラをつく意外な知識、覚えておくと便利な情報まで、私たちの好奇心を刺激してやまない雑学。雑談の話題にも使える、面白&お役立ち雑学ネタをあなたもチェック!


■「へその周りに隠すからへそくり」ではない!?

内緒でしまってあるお金のことを「へそくり」といいますが、その語源はなんだと思いますか? 昔は腹巻のへそのあたりに紐をつけて隠しておき、誰もいないときにそっと紐を繰って、こっそり枚数を数えるから「へそ繰り」……というのは真っ赤なウソ。

へそくりの「へそ」はおなかにあるへそのことではなく「綜(へ)麻(そ)」のことです。綜(あぜ)は麻糸をかける道具で、「綜麻繰り」は麻糸を繰る仕事のこと。この仕事でたんまりもうけて金を蓄え、1人にんまり笑っていることから、へそくりという言葉ができたわけです。きっと宵越しの金は持たないことを自慢にしている江戸っ子が、コソコソと金を蓄えている人をバカにして冷やかした言葉だったのでしょう。


■クレオパトラのアイメイクはなぜ濃いの?

古代エジプトの、壁画に見る女性たちは、みんな目の周りがくっきりと描かれています。彼女たちは、コールと呼ばれる黒い粉で眉やまぶた、まつ毛を染め、まぶたの裏側を緑色に染めていたと言われます。

まぶたの裏側までとは、と思われるかもしれませんが、これには理由があります。この緑色の染料は、緑青(緑色の錆)と同じ成分の孔雀石の粉末を溶かしたもので、化粧のためというよりも、目を守るために用いられていたのです。

アフリカには、目の分泌物を好んでなめるメマトイというハエがいます。誰彼かまわず目にたかるこのハエたちには、眼病を伝染させる危険があります。クレオパトラのように宮殿に暮らす人たちにとっても恐ろしく、その襲撃を防ぐには目に防虫剤をつけるしかないというので、まぶたの裏側を染めていたのです。


■なぜ関東は「濃い味」で関西は「薄味」なの?

何気なく食べているものでも、知らないことは意外と多いもの。たとえば、うどん。関東のうどんの汁が黒くて濃く、関西の汁はあっさりしていることがよく知られていますが、この違いはどこからきたのでしょうか。

今でこそ東京は日本を代表する都会となっていますが、徳川家康が幕府を開く以前は、京都からはるかに離れた田舎だったのです。田舎にいた人たちのほとんどは農民ですから、毎日激しい労働に明け暮れます。関東武士といわれる人たちもいましたが、彼らも平時は農業に従事していました。肉体労働に従事する人は多量の汗をかくため、食事の中で塩分を補給しようとします。この伝統が定着して、関東では濃いしょうゆ味が広まったわけです。

これに対して関西は、関東に比べて知的階級が食をはじめとした文化をリードする傾向にあったため、労働者向けの濃い味ではなく、薄味が主流となったわけです。京に出てきた織田信長が、料理の味が薄いのに激怒したのを見て、京の料理人たちが「田舎もの」と影で嘲笑したという逸話も残っています。


【関連書籍】
読み出したらとまらない雑学の本』(三笠書房)
 

 

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竹内均

竹内均

福井県生まれ。東京大学名誉教授。理学博士。地球物理学の世界的権威。科学雑誌『Newton』の初代編集長として、青少年の科学啓蒙に情熱を傾けるかたわら、「人生の幸福」について深く探求し、自己実現の具体的な方法...

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