夏前ダイエットを成功させるなら梅雨までに本気を出しきるべき!

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日中の気温も高くなり、歩いているだけで汗ばむような日も増えた5月。数か月後にやってくる夏を前に、ダイエットの追い込みを始めている人、ダイエットを取り組みはじめた人とさまざまでしょう。実はこの夏前のダイエットは、夏本番に行うダイエットに比べて体のことを考えても大正解なんです! ダイエットカウンセラーの伊達友美先生に教えていただきました。

 

■「夏までにやせる」は大正解!

 

「この日までに」と、期限を定めてダイエットに取り組む人も多いでしょう。新学期までに、誕生日までに、結婚式までに……。「この日までに」の「この日」は、人によって違いますが、よくあるのは、「夏までにやせる」というダイエットです。

 

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露出度の高いオシャレを楽しみたい、自信を持って水着を着たい……。「夏までにやせる!」と思うのは、そんな理由からなのでしょうが、じつは、「夏までにやせる」というのは、生理的な観点からも大正解です。

 

というのも、暑さの厳しい真夏は、体のことを考えると、ダイエットには不向きな季節だから。ほかの季節に比べてやせにくい時期なのです。

 

その理由として、まず挙げられるのが、代謝の問題。

 

■夏場は冬場よりやせにくい?

 

冬場は寒さから身を守るために熱をつくろうと代謝が上がるのですが、真夏はその逆。それほど熱をつくる必要がないために代謝が落ちてしまうのです。つまり、やせにくいということですね。

 

夏にやせにくい理由として、大量の汗をかくことも問題です。

 

汗をかけばやせると思っている人が多いですが、実はそうではありません。体脂肪を燃やすとケトン体と呼ばれる老廃物ができます。これは尿として排泄されますから、ダイエット中は尿量を増やすことが重要になってきます。ところが、夏場は汗に水分を取られてしまうため、尿量が減ります。そうなると、ケトン体が排泄されにくい。要するに、せっかく体脂肪を燃やしても排泄できないというのが、夏場のダイエットのデメリットでもあるわけです。さらに、真夏は暑さのストレスもあり、思うようにダイエットができない時期でもあります。

 

こう考えると、「夏までにやせたい!」は大正解と言えるでしょう。真夏にやせた自分でいたいなら、勝負をかける時期は、梅雨時までがギリギリ。梅雨に入ると、これまた湿気が多くてやせにくくなりますから、梅雨前がいいでしょう。

 

ゴールデンウィークくらいから梅雨前頃までに本気でダイエットに取り組んだら、夏場はダイエットをお休みして体のケアに取り組むのがベターです。

 

■夏場はダイエットよりも夏バテ対策を中心に行って

 

真夏の体のケアは、夏バテ対策が中心になってきます。

 

暑いし、そのせいで食欲も落ちるからダイエットにちょうどいいと思う人も多いのですが、それではダメ。夏バテして体の調子が少しくらい悪くても、やせるならそれでいいと思いがちですが、夏やせして喜んでいると、あとが怖い。

 

夏場に不足したぶんの栄養を取り戻すため、秋になってから大きな反動がやってきます。〝食欲の秋〟とはよく言ったもので、ものすごい食欲が襲ってくるわけですね。夏に過激なダイエットをすると、秋口に大変なことになるのです。

 

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暑くて食欲がないなら、昼間の暑い時間帯は果物でも食べて、水分と最低限のビタミンと糖質を補給しておき、夜はたんぱく質がしっかりとれるメニューを選んでください。夏場は冷たいものをとりがちで体が冷えるため、できれば温かい料理がオススメ。スパイシーなカレーライスのようなものでもいいでしょう。

 

また、豚しゃぶサラダ、生ハムサラダなどなら比較的食べやすいのでは。これにお茶漬けや雑炊など消化のいいごはんを組み合わせれば、理想的です。 

 

■夏場にやってはいけない「断食」 その理由とは

 

さらに、夏バテにまかせてきちんとした食事をしないことはもちろんですが、絶対にダメなのは断食です。

 

夏休みに「体をリセットしよう」と、断食道場に行く人がいます。でも、夏場は断食のタイミングとしては最悪です。体の機能もおかしくなってしまうし、秋になって食欲が暴走するはず。

 

それを防ぐためにも、暑くて食欲がなくても、必要最低限の栄養をとるようにしなくてはなりません。 

 

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そしてもうひとつ。冷たいものを飲み過ぎないことも心がけておきましょう。ダイエッターはそうでなくても体が冷えているもの。さらに冷たい飲みものばかりでは体の芯まで冷えてしまいます。体の冷えは、代謝を落とし、やせにくい体質をつくってしまうことをお忘れなく。

 

伊達 友美
ダイエットカウンセラー、管理栄養士、日本抗加齢医学会認定指導士。日本アンチエイジングダイエット協会理事。これまでに5000人以上の食事指導を経験。ボディラインと肌を美しく変身させる指導に定評があり、ダイエットのカリスマとして注目され、各種メディアで活躍している。

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