低年齢化する子どもの習い事、将来にどう影響するか?

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低年齢化する子どもの習い事、将来にどう影響するか?

お悩みQ&Aサイト『ママスマ』が、子供236名(92%が3歳以下)を対象に、習い事についての調査を行いました。

 

「習い事は何歳から始めていますか?」の問いに対し、1歳未満と答えた方がなんと28%! そして1歳代が11%、2歳代も11%、3歳代が30%、4歳代が11%、5歳代が0%、6歳以上が9%という結果に。この調査では、0歳で習い事デビューした子が4分の1、習い事の低年齢化が着実に進んでいるのが分かります。

 

ではなぜ小さいうちから習い事なのか? それはやはり「子供の可能性を広げてあげたい」という親の思いからでしょう。現在、プロとして活躍する方々を見ても、幼少期からスタートしているケースは多いもの。例えば、フィギュアスケートの浅田真央さんがアイススケートを始めたのは5歳、卓球の福原愛さんは3歳、ピアニストの辻井伸行さんは2歳からピアノをはじめ、4歳のときには人前でピアノを弾いていたそうです。

 

こういう話を聞くと、親は刺激を受けますよね。「早いうちから、よりよい経験を」という思いで、習い事の低年齢化が進むのも分かります。ただ、ここで挙げたのは、究極に極めた人たち。3歳で始めたからといって、だれもがプロになれるわけではありません。でもプロにならずとも意味があるのが習い事の魅力なんです。

 

習い事が子供の将来に与える様々な影響には、こんなことが分かっています。以前、この記事「子どもの思いやり度を30倍アップする音楽活用法」にも書きましたが、音楽には、向社会性、協調性、問題解決力を育てる効果があることが分かっています。また、そろばんをやると集中力や持続力がアップするというのもよく聞く話ですよね。

 

もちろん腰かけ程度では、将来に残るものはないでしょうが、プロにならなくとも、習い事には意味があるのです。向社会性、協調性、問題解決力、集中力、持続力、いずれも、親がこうなって欲しいと我が子に願う資質ばかり! 真剣に取り組めば、子供の心にポジティブな影響が期待できるんですね。

 

ちなみに筆者は、幼少時、オルガン教室に通っていましたが、途中であっさりとやめてしまい、今日にその残存はなし……。しかし、そろばんはなんとかコツコツと続けたおかげで、やめて30年以上経つ今でも、スーパーのかごの中の計算くらいはできます。集中力もソコソコある方なのではないかな……?

 

 

と、メリットばかり聞くと、日々、習い事をさせたくなりますね。先ほどの調査によると、「習い事はいくつやっていますか?」の問いでは、1つと答えた方が一番多く67%、2つが17%、3つが11%、そんな中4つ以上と答えた方も5%いたのです。

 

幼少時から、いくつもの習い事をかけもちすると、将来へのメリットは倍増するのでしょうか? 以前、「子供時代、自由に遊んだ方が大人になって大成する!?」というタイトルで、大成する人の子供時代の過ごし方について書きました。そこで触れたドイツの研究では、「決められたスケジュールの中で遊んでいた」と答えた人たちよりも、「自由に遊んでいた」と答えた人たちの方が、大人になって社会的に大きく成功している傾向が高いということが分かっています。

 

ここでのポイントは、子供自身が時間の使い方を決められるか、否かということでしょう。親にスケジュールを細かく決められてしまうと、どうしても受け身の姿勢が身についてしまいがち。自分で決められない子にならないためにも、幼少時には子供先導の時間も必要だということが分かります。

 

・習い事は将来のポジティブな影響を与えることができる

・でも、子供によかれとあれもこれもと盛り込んでしまうのは禁物

 

と矛盾したことを言っています。「じゃあ、どうすればいいの?」となりますが、それをうまく活かす方法として、私は親子で一緒に習い事をすることをおすすめしています。子供の年齢が小さければ小さいほど、ママ参加型の習い事って多いですよね。ママと一緒に過ごせるタイプの習い事であれば、子供も前向きに取り組みやすいし、ママも子供が興味を持っているかどうかを肌で感じることができます。

 

また子育て心理学の面から見ても、習い事の時間自体が親子のアタッチメントタイムになってくれるのでおすすめです。小さいうちに子供の興味分野を開拓できると、その後の習い事も的が絞りやすく、あれもこれも状態から脱することができるはずです。

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オランダ心理学会 認定心理士

佐藤めぐみ

子育て心理学が専門のAll About子育てガイド。オランダ在住。 育児相談室「ポジカフェ」主宰&育児コンサルタントとして、ママ向けのストレス管理、叱り方のノウハウをお伝えするため日々活動中。 著書: 「子...

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