「体だけで愛はないよ」「好きなのは君だけだよ」…女性はこのテの言葉に弱い。許せる浮気と許せない浮気のメカニズムとは?

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『浮気の言い訳~こんなに違う男女のこころ』(姫野友美/KADOKAWA)

「浮気は男の甲斐性」だなんて、誰が言い出したのだろうか。人工知能が人間の替わりに運転したり、小説を書いたりする技術革新の著しい時代になっても、男と女の間のことは昔からちっとも進化していないように思える。

 

街を歩いているときにパートナーの男性が目の前から歩いてきた美女に見とれてしまい、ふくれっつらをしてしまったことはないだろうか? 昨日まで何の問題もなく生活していた(と思い込んでいた)妻に突然、別れ話を切り出されたことはないだろうか? セックスを例にとってみても、男性にとっては排せつや食事と同じ生理的行為ととらえられ、女性にとってはコミュニケーションのひとつで、行為の最中でも会話をしたがる傾向にあるという。男と女、太古の昔から現代にいたるまで、なぜこうもすれ違ってしまうのか? これは男女の生物学的な違いによるものらしい。現代の社会で男と女が互いに幸せを築くためにはどうしたらよいのだろうか。『浮気の言い訳~こんなに違う男女のこころ』(姫野友美/KADOKAWA)は、テレビ東京系列の『主治医が見つかる診療所』でおなじみの心療内科医の姫野友美医師が、男女の考え方のすれ違いが生じる原因を、各々の体の構造、脳の働き、オス・メスとして本能的に持っている能力などを説明しながらわかりやすく解説している。

 

 

■「ザル」と「バケツ」

 

男性の脳は「解決脳」で、保証と説得を重んじ、トラブルが起こっても一度やり過ごしてしまえばすくに忘れてしまう「ザル」、女性の脳は「共感脳」で、受容と共感を重んじ、起こったトラブルを不快な記憶としてため込んでしまう「バケツ」。比べてみればみるほど男女には隔たりがある。

 

 

■「浮体」なら、許せるわ

 

「許せる浮気」と「許せない浮気」についても、男女の尺度の違いは顕著だ。異性との肉体的な繋がりに本能的に固執する男性は、女性の精神的な浮気は許せるが、肉体的な浮気は許せない。女性との肉体的な繋がりが断たれることによって自分の遺伝子を世に残せなくなるという危機感を抱くからだ。一方、異性との精神的な繋がりを保つことで生き残ろうとする本能を持つ女性は、男性の肉体的な浮気は許せるが、精神的な浮気は許せない。男性は浮気する生き物だとわかっていながらも、肉体だけでなく心までほかの女性に奪われてしまったら生活の経済的基盤を失うかもしれないという危惧があるからだ。

 

 

■男女は全く違う生き物

 

姫野医師は、男女が「互いに違うんだ」と認識して相手を慮ることによって男女の間の溝が少しでも埋まれば、腹の立つことが減り、パートナーが素敵に見えてくるという。相手の「性」とその「役割」を理解し、認めることが円満の秘訣だと説く。

 

パートナーの目に留まる場所に、本書をそっと置いておこう。今までとは違った新しい関係を生み出すことが出来るかもしれない。

 

文=銀 璃子

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