将棋にたとえるなら、そうね……。 新型ゴルフの強さはその大局観にアリ!

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第43回 Volkswagen Golf / フォルクスワーゲン ゴルフ

 

構成、文 青木雄介

 

編集者。長距離で大型トレーラーを運転していたハードコア・ドライバー。フットボールとHipHopとラリーが好きで、愛車は峠仕様の92年製シボレー・カマロ改。手に入れて6年、買い替え願望が片時も頭を離れたことはない。

 

 

GTIとゴルフR以外は出力の変化もないので、走りは従来通り。ガツンと効くブレーキに素晴らしいハンドリング、そして硬めの足回り。エントリーモデルの250万からこの基本特性を楽しめるって、輸入車文化への多大なる貢献としか言いようがないね。

 

 

 

 

 

 

 

今回4年ぶりの“ビッグ”マイナーチェンジをはかったフォルクスワーゲン・ゴルフ。日本での累計販売台数は85万台と、輸入車でもっとも売れてる車種なんだよね。ゴルフは日本人にとって、もっとも見慣れてる輸入車の代表格のはずなんだ。本来、欧米のサッカー選手でいえばリオネル・メッシ、セレブでいえばレディ・ガガみたいな誰もが分かるところのイメージリーダーのはずだけど、「あれ!?」って肩すかしくらっちゃう訳ですよ。派手に売れてる感じはしないでしょ!?  実物は、輸入車という言葉がもつ舶来モノのブランド感とは真逆の質実剛健さだからね。

 

質実剛健ではあるけど質素倹約ではない。シンプルではあるけれど地味ではない。手堅い走りだけど走りの歓びも忘れない。そんなゴルフの魅力とは「見慣れたモノに宿るリアル」にほかならないと思う。アートでいえば写真。この1.4リッターモデルって、そんなゴルフの真髄を一番体現しているんじゃないか、と思うんだ。たとえば2リッターのGTIは車種として独立してるようなものだから(笑)いったん置いとくとして、フラッグシップのゴルフRは羊の皮をかぶった狼そのもの。

 

でも狼の時点で普通(ありふれたモノ)じゃないし、価格差だって2倍強。逆にエントリーモデルの1.2リッターはゴルフの魅力を凝縮しているけれど、「この子はまだ出来る」ってポテンシャルゆえに、もうひとつ上の余裕が欲しくなる(笑)。だからこそ、1.4リッターはそんなゴルフに宿るリアルの中のリアルと言いたいんだ。今回変わった点も、ゴルフらしい「見慣れたモノに宿るリアル」をぐっと進化させてきた内容と言える。

 

メーターパネルはフルデジタルになり、インパネのインフォメーションパネルはタッチスクリーン以外にも、触れることなく手をかざして左右に動かすだけで、メニューの切り替えやラジオの選曲が出来たり、さりげないけど画期的な進化をとげてる。ひとめ見て変化が分かるヘッドライト形状も象徴的だし、テールランプの流れるウィンカーもポップで嫌味がない。ここは手堅いゴルフらしくないという意見もありそうだけど、あえて既定路線を外してる感じが、マイナーチェンジらしい魅力にもなってる。

 

それと! ハイラインのインテリアに使用されている新素材・マイクロフリースが新しい。いぶし銀の懐かしささえ覚える色合いと風合いは、リサイクル素材を一回転させてモードにしているよね。これホント格好いいし、「これってゴルフらしい」と感動したよ。いいなぁ、この抜け目ない仕事ぶり。こうやってさりげなく、隠れた文脈を相手に感じとらせようとするプロダクトって、大手芸能事務所の敏腕マネージャーって感じがするんだよね。上手いんだよ。デキるんだよ。分かったよ。もう売れてくれよ!って感じ!? (笑)

 

 

Volkswagen Golf TSI Highline/ フォルクスワーゲン ゴルフ TSI ハイライン
エンジン:1.4リッター直列4気筒ターボ
●出力:140PS
●トルク:250Nm
●トランスミッション:7速DSG
●車両価格:¥3,259,000~

 

 

問い合わせ先:フォルクスワーゲン カスタマーセンター

TEL:0120-993-199

http://golf.volkswagen.co.jp/

 

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