心配性の人にお勧めしたい「不安解消SNS活用術」とは?

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■心配性 vs 楽天家、どちらが成功する?

 

心配性な人と楽天家、どちらが成功者になれると思いますか?

 

「そりゃあ、ポジティブ思考の楽天家でしょう」

 

と思った方、残念ながら(?)不正解です。心配性は、成功へと導く才能なのです。歴代の成功者たちには、心配性だからこそ成功できた、という人が多くいます。以前の記事でも解説しましたが、心配性の人はIQが高くクリエイティブであるという研究結果があり、心配性の人々が人類の発展に大きく貢献してきたといえるのです。

 

心配性の人が危機を察知しやすくリスクマネジメント能力がある一方、楽天家は不安センサーの感度が低いため小さなリスクには気づきません。だから準備をしなくても不安を感じず、「大丈夫、大丈夫!」と悠長に構えていられるのです。しかし、対処法を考えなければ、やはり高確率でトラブルは起こります。まさに、夏の間に遊びほうけていたキリギリスが冬になって困るという、イソップ寓話の「アリとキリギリス」の世界です。

 

 

■心配性のままで行動力を手に入れよう

 

ポジティブなだけの人は、「前に踏み出す力」が極端に強い代わりに、「考え抜く力」が不足しています。やみくもに前に踏み出した結果、まぐれで成果を上げることもありますが、それだけでは次々にやってくるリスクに対処できず、成果を上げ続けることはできません。けれど、心配性の人は、最新の注意を払ってリスクに対処するため、前に踏み出すことさえできれば、着実に成果を出し続けることができます。

 

社会人としての長い人生の中で、くり返し成果を出し続けるには、楽観的でいるより、心配性でいることのほうが重要だと言えるでしょう。つまり、成功する人に必要なのは「根拠のないポジティブさ」ではなく、「先のことを心配しながら」「一歩踏み出して行動する」力なのです。

 

とはいえ、いきなり“行動力のある人”になろうと思ってもちょっとムリがありますよね。行動力をつけるには、これまでの「行動できなかった」考え方を、「一歩踏み出せる」考え方に変えるトレーニングが必要です。今回は、不安を行動力に変えるためのいくつかのコツをピックアップしてお届けしましょう。

 

 

■「やらなきゃいけない」は「やれることがある」に

 

心配性の人の才能のひとつとして、先々に潜むリスクがよく見えるということを挙げました。そのせいで、「あれにも対処しなきゃ、これもしなきゃ」とリスクを見つけるたびに不安が増して、かえってやる気をなくすことも少なくありません。「やらなきゃいけない」ということがあるのは、本当にうんざりするものです。

 

ですから、「やらなきゃいけない」ではなく、「やれることがある」と考え方を変えてみましょう。たくさんのリスクが見えるということは、言い換えれば、それだけあれもこれも準備ができるラッキーな状態です。言うまでもありませんが、リスクは消せば消すほど、目標に近づける可能性が高くなります。危機管理能力の低い楽天家はそのリスクすら見えていないわけですから、その点、あなたはそのリスクの芽を事前に摘んでおくことができる、「有利な状況」に立っているのだと考えることができるのです。

 

このように、不安を感じたときは、「今、自分にはやれることがあるんだ」「楽天的な人よりも一歩リードしているんだ」と思い直してみるようにしましょう。それだけで、リスクが幸運をもたらすチャンスに見えて、チャレンジが楽しくなるはずです。

 

 

■LINEでできる、お手軽なマインドチェンジ

 

現代的なツール、LINEを使ったオススメの方法もあります。LINEの特徴は、感情を表すたくさんのスタンプが揃っていること。これを使って、不安に思っていることの中から、自分にとって有益なことを見つけ出すことができるのです。

 

やりかたは簡単。まず、タイムラインを自分しか見られない設定にします。普段の生活の中で、不安になっている自分に気づいたら、LINE画面で次のような操作を行ってください。

 

① 不安を感じたときの出来事を文字で記す

② そのときに心に浮かんできた考えを文字で記す

③ ②のときに感じた感情と逆の感情のスタンプを押す

 

たとえば、次のような感じです。

 

① 出来事→「営業成績が悪くて上司に怒られた」と記入

② 考え→「私だけ怒られた。なにをやってもうまくいかない」と記入

③ 「やったー!」という笑顔のスタンプなど、②のときに感じた感情と逆の感情のスタンプを押す

 

記録したら、余裕のあるときに、①②③をまとめて眺めます。ネガティブな印象の文章のあとにポジティブなスタンプという流れは、かなり不自然ですよね。でも、脳は自動的に、すでに体験した①出来事②考えの中に、③「やったー!」と思える所を探し出そうとするのです。「うまくいく」と思うとうまくいく情報が目に留まるように、「やったー!」と思える点に自然とフォーカスが合うというわけです。

 

すると、それまでとは異なる視点で、事態を見つめ直すことができます。「ミスをしかってくれて、成長させてくれる上司に出会えた。ラッキー」とか、「ここがどん底だと考えて、一歩ずつ登っていけばいいんだ」とか、ピンチをチャンスに変えるものの見方が自然と身につくのです。嫌なことがあっても「まあいっか」で済ませてしまう楽天家の人は、このような学びを得ることができません。心配性だからこそ、悪いと思う状況からでも学ぶことができるのですから、これも心配性ならではの有利な点といえるでしょう。

 

この方法は、LINE以外のSNSサービスでも、もちろん行うことができます。簡単なので、ぜひやってみてくださいね。でも、くれぐれも“自分しか見られない設定”にするのをお忘れなく……。

 

【関連書籍】

成功する人は心配性』(かんき出版)

 

 

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脳神経外科医

菅原 道仁

All About「家庭の医学」ガイド。現役脳神経外科医。脳血管障害を中心に、救急医療からリハビリテーション、予防医療までの現場経験を元に、くも膜下出血・脳梗塞・認知症などに代表される脳・神経の病気について、...

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