日本人が知らない「魅力的な輸入車」が存在する理由

ライフスタイル

岡本 幸一郎

 

先日、ドイツでマイナーチェンジしたBMWの2シリーズと5シリーズの追加モデルに試乗してきました。


2シリーズと呼ぶ中に、BMWらしくない前輪駆動の多目的実用車もあってややこしいのですが、今回試乗してきたのは、クーペとカブリオレのほうです。どちらも見た目がリフレッシュされてより魅力的になり、走りもさらに洗練されていることがよくわかりました。日本でも秋頃にマイナーチェンジする予定なので、期待している人も大勢いることと思います。では筆者が乗ったクルマも、日本に入ってくるのかというと、どうやらそうではないらしいのです……。


実は、クーペは「M240i」という高性能モデルの「xDrive」と呼ぶ4WD車で、カブリオレは「220d」という、ディーゼルエンジン搭載モデルだったのです。ご存知のことと思いますが、輸入車というのは、本国にあるモデルのすべてが日本で正規で買えるわけではありません。


BMWは、車種としてはすべて入ってきているのですが、このように、なんらかの理由により、入ってこないモデルが少なからずあるのです。BMWに限らず正規輸入元にとって、日本に導入するクルマを、できるだけ増やしたいけど、できればあまり増やしたくないという相反する両面を抱えています。


今回もまさにそうで、4WDになると価格が上昇するし、オープンカーにディーゼルはイメージ的に似合わないとか、ようするに日本であまり売れなさそうという経営判断から日本の導入しないクルマが出てくるわけです。


ところが、そのモデルが結構よかったりします。たとえばクーペは、相当にハイパワーであり、ショートホイールベースなので、普通に考えても4WDのほうが操縦安定性を高めるには有利なはずで、実際にも4WDの恩恵を感じたものです。


また、BMWはディーゼルも得意であることは、すでに導入されている1、3、5シリーズやXモデルなどでも明らかで、販売比率も高くなっています。ところが、2シリーズのカブリオレ自体が販売台数はそれほど多くないので、やむをえなかったのでしょう。


また、「M550i」という、「M5」までいかないけどそれなり高性能でルックスもいい5シリーズの高性能版にも試乗しました。これまた素晴らしかったのですが、日本導入は未定とのことです。


これらをぜひ日本に導入すべきとか、導入して欲しいとはいいません。それはいろいろ事情もあるでしょうから。ただ、せっかく3モデルに乗って、どれもとてもよかったので、そういうクルマも本国にはあるんだよということを、ご存知ない人にもお伝えできればと思った次第です。同じような例が実はたくさんあるのです……。

 

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岡本 幸一郎

岡本 幸一郎

1968年5月、富山県生まれ。 学習院大学を卒業後、自動車情報ビデオマガジンの制作、自動車専門誌の記者を経てフリーランスのモータージャーナリストとして独立。 カテゴリーを問わず幅広く市販車の最新事情を網羅す...

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