【働く女の「モテ道場」】「お願いします」は神ワード。仕事もデートも人に「頼る」のが素晴らしいワケ

人間関係

植草 美幸

 

男性の場合、「仕事がデキる=モテる」の構図が当てはまります。女性が結婚相手に求める条件の筆頭が「経済力」なので、それも当然。ただ、女性の場合、似ている部分はあっても、まったく違うところがあります。私は立ち上げた結婚相談所で、60~80%の成婚率を誇る現役婚活アドバイザーです。以前、異業種でバリバリのキャリアウーマンとして働く中、「世の中には仕事ができても恋愛のできない女性が多すぎる!」と感じ、結婚相談所にビジネスチャンスを見出しました。そんな私が、仕事と恋愛とで考え方を分けるべき部分を解説します。

 

 

■「コピー機のインク替え」は1人でやっちゃダメ!

 

起業家はもちろん、最近はサラリーマンですら「指示待ち人間」は評価されません。仕事では、なんでも自発的に「1人でやる」人が重宝されますね。でも、恋愛では「1人で出来ても決してやってはいけない」のです。仕事は「できます、やります!」の姿勢が好まれるけど、恋愛はむしろ「お願いします!」の方がいい。それには理由があります。

 

たとえば、あなたが「何もお願いされない、頼りない人」の役目を誰かに押し付けられたとしましょう。決して気持ちのいいものではありません。逆に、誰かに「お願い」されるような「頼りがいのある人」だとすれば…。いったん言葉にしてみましょう。たとえば、「コピー機のインクを替えたいなぁ」とつぶやき、好きな人や意中の人に「コピー機のインクを替えたいんだけど手伝ってほしいの、お願いします!」と投げてみましょう。たいてい、都合さえ合えば手伝ってくれるはずです。そこで、「助かりました、ありがとうございます!」と感謝と称賛の気持ちを伝えます。ハッキリいってコピー機のインクなんて自分でさっさと替えればいいのですが、どんな簡単なことも感謝されると「やった気になる」、褒められると「自信がつく」。これは女性もそうですが、男性の方がその傾向がより強いものです。

 

いつも自分を頼ってくるかよわい存在は、最初「面倒くさいなぁ」と感じても、だんだん可愛く見えてきますね。その間にちょっとした世間話を交わしていれば、人間的にも徐々に興味を持ちますよね。人は自分の知らない人より知っている人を優先しますし、接触が多い人に惹かれるものです。さて、ここまではよくある恋愛テクニックだと思ったかもしれませんね。もう一つ、「お願いします」を言うべき理由があります。

 

 

■1回のデートで3回分のデートを「予約」する方法

 

私が結婚相談所でお世話した、アメリカ育ちの才女を例にお話ししましょう。彼女は13歳から中・高・大・大学院までを現地で過ごし、仕事もバリバリ。でも彼女自身、どうしても日本で結婚したいという強い意思があり、「遠距離婚活」を始めました。これがとっても良かったんです。彼女の場合、帰国するのは年3~4回程度。それでも、帰国時にまとめて10人とお見合いし、3人の男性と交際をスタートさせました。彼女が、その3人とのデートでとった「戦略」がすごいんです。

 

女「今日はありがとうございます。私、○○に行きたいんですが、一緒に行っていただけますか?」

男「いいですね」

女「じゃあ、手帳出してください。この日とこの日とこの日にしましょう!」

 

……そう、彼女はアメリカで培った積極性を活かし、1回のデートで「3回分」を「予約」したんです。デートの内容を決める際も、「私はこの日○時の新幹線で名古屋に帰らなくてはいけないから、ぎりぎりまで一緒にいたいの。東京駅の近くで、お食事デートしましょう。お店の予約をお願いします!」ですって。

 

仕事だと、クライアントと営業マンのように立場が決まっており、片方はお願いする人、もう片方はお願いされる人です。それが染みつくと、デートをリードするのは男性で、自分はいつも「え~? どうしようかなぁ」と検討する立場だと勘違いします。それがエスカレートすると、付き合ってもいない相手を「ジャッジ」する癖がついてしまいます。だから世の女性は、男性が自分をどう思っているのか推測し、「好きじゃないならいい」「そんな適当な態度なら本気じゃないのね」と勝手にヘソを曲げてしまいがちです。そんなのは損! 男性には「その気がなさそう」と思われておしまいです。男性だって、いつまでもあいまいな態度ではぐらかされれば気持ちも冷めますし、自分が良かれと思ってやっていることは一生改めません。

 

男性にそんな誤解をさせないためにも、「どうしますか? なんでもおまかせします」ではダメなんです。希望をちゃんと伝える。そのときの「神ワード」こそ、「○○で、お願いします」なんですね。彼女を例にすると、「この日にデートをお願いします」と言うことで「忙しいけどどうしてもデートしたい」という意思が相手にしっかり伝わります。そして、「お店はお願いします」とひとつオーダーすることで、相手も「OK、こっちは任せろ!」となるわけです。

 

 

■男性が決めた「ファミレスデート」に文句をつけるなら…

 

もう一つ、「お願いします」のコツがあります。仕事なら、どんな場合も相手を優先します。「何時でしたら、ご都合がよろしいでしょうか?」「どちらの場所がいいでしょうか?」と言うでしょう。でも、恋愛の場合、それだと話が進まず、自分の希望や気持ちが伝わりません。それどころか、相手には、「優柔不断でやる気がなく丸投げされている」ように見えてしまいます。男性が決めたラーメン屋さんやファミレスでのデートに、「ダサい、希望と違った」と文句をつける女性は、まさにそのパターンですね。

 

だったら最初から「お願い」すればいいんです。その内容は「ゆっくりお話ししたいから、コース料理を出すお店でお願いします」「甘いモノが食べたいから、ケーキがあるカフェで待ち合わせをお願いします」など何でもいいんです。自分からお願いすると、「理想のデート」を簡単に成立させられます。相手にエスパーのスキルがなくてもいいんですから!

 

前述の彼女は、「自分の希望時間に、東京駅周辺でお食事デートがしたい」と相手にハッキリ伝えていますね。男性の立場だと、いろいろプランを考えてから「時間が間に合わない、新幹線の駅まで遠い」と言われたら面倒くさく感じますよね? 人ってノーヒントであれこれ考えるより、ハッキリお願いされた方がストレスを感じないものです。

 

仕事も同じではないでしょうか? あいまいなオーダーをもとにあれこれ考えるより、明確なオーダーから考えた方が、より深い企画・アイディアが出るでしょう。あとから文句をつけていいのは、殿様商売の大口クライアント(笑)だけですよ。とくに男性は、女性の気持ちが分からないと感じている人も少なくありません。女性から「お願い」されれば、男性はエスコートしやすくなり、お互い居心地よくなります。自分が大事にされたいなら、きちんと「お願いします」と言うべき。それが私の持論です。

 

 

■「お願いします」が通用しないたった1つのこと

 

ただ、「お願いします」じゃダメなことが一つあります。それは、あなたの気持ちです。恋愛で大事なのは、あなたが相手をどう思っているか、その恋をどう進めたいかです。そこだけは、「わからないから相手に任せる、お願いします」じゃダメなんです。

 

恋愛ができず婚活する人に多いのが、「人を好きになれない人」です。相手の欠点や至らない点ばかりをつつくのではなく、「素敵な人だな、もう一度会いたいな」と思う五感を磨いてこそ、「お願いします」が活きてくるのです。

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植草 美幸

植草 美幸

ファッション発信基地・青山で 1995年に、アパレル業界に特化した人材派遣会社株式会社エムエスピーを創業。その後2009年にその人材派遣業で培ったマッチング能力・人材発掘能力を生かし結婚相談所マリーミーを設立...

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