一生に影響を与える? 男の子にとってママの「愛情」が必要な訳

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吉田和充

一生に影響を与える? 男の子にとってママの「愛情」が必要な訳

最近、単身赴任先から戻って来るたびに感じているのが、長男と母親の関係の変化です。

 

というのは、今、彼らの中でもっぱらの話題は「運動会のリレーの順番決め」です。長男が通っている幼稚園では、クラス全員が参加するリレーがあります。そこでの「走る順番」が、長男にとっては今、人生の最大の問題のようです。

 

「アンカーやってよ、ママが応援するから!」という母親に乗せられて、クラス内で順番決めの競争をしたようですが、結局はアンカーにはなれなかった長男。今度は、相手チームの速い子と当たらないようにしたい長男と、そこで敢えて競争させたい母親とのやりとりが、端で見ていて笑えます。

 

「ママが言うなら、やってやろうかな……。でも負けるのは嫌だな……」という長男の葛藤が毎日続いているようです。早くも女子に振り回されるタイプということが見え隠れもします(笑)。

 

単身赴任から帰ってきたパパには、その話は一切してこない長男。「いいじゃん、ママのいうことなんか無視すれば……」と言うと、「いや~そういう訳にはいかないよ……」的な反応をします。

 

■男の子はママが世界で一番好き

ここで花まる学習会の高濱正伸さんの著書『お母さんのための「男の子」の育て方』に面白いことが書いてあるので引用してみます。

 

言わずもがなのことですが、実は、お母さんたちが自分で意識している以上に、「母への忠誠心」を男の子は抱いています。忠誠を尽くす犬と同じで、「お母さんが喜ぶならなんでもしたい」と思っているのです。

 

うちの長男は、完璧にこの状態です。

 

父親である自分と二人になると「ママって、怒りすぎだよね」とか言うくせに、やはり母親のことが大好きなようです。というか、「大好き」だと明確に言っています。

 

やはりママは、男の子にとって一番の存在なんですよね。

 

そのママが応援してくれるリレーでカッコ良いところを見せたい、というのが、今の長男の人生最大の関心事なのです。そして、母親とのやりとりを通して、長男はますますママのことを好きになってきているようです。と、単身赴任から帰るたびに感じてます。

 

 

■「僕のこと大好きだもんね」が自信になる

で、実はこの関係が、人生においては大切なようです。

 

「お母さんは僕のこと、大好きだもんね」という、愛されてきた自信は、絶対の自己肯定感を育んでくれます。この自信は、人生を生き抜くうえで、そして人と対峙していくうえで、どんなに助けになってくれるでしょう。

 

逆に、ここが崩れていると、本当にちょっとしたことでやる気を失ったり、自信を失いがちです。

 

一人っ子は、親の愛情を独り占めにできて「愛されていない」状態など考えられないので、そういう意味では強いそうです。

 

逆に兄弟が多いと、例えば弟と比較されたり、弟のほうが愛されている、などと感じてしまったりすることもあるようで、

 

「親の愛をめぐる兄弟の負け組」は「一生、自信を持てないまま」という場合もあります。

 

とのことです。

 

この辺り、ママ自身が知っておくと男の子との関係を築くのに、また、男の子の人生をより豊かにさせるためには何かと良さそうですよね。

 

ということで、リレーの走る順番をめぐっての、子どもの揺れる心情は、ママとの関係を一生懸命築こうとしている長男の健気な気持ちの表れでもあるようで、端から見ていると非常に興味深いです。

 

また、この関係には父親である自分が全く介在していない、というところもママと男の子の関係が強化な証でもあるように感じます。

 

さて、今週末の運動会はどうなることやら。パパの応援は、全く必要とされていない気もして複雑です。

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クリエイティブコンサルタント 経営戦略、広報広告戦略の立案、実施、プロデュース、商品開発、新規事業立ち上げ、海外進出プロデュースなどのクリエイティブワークを行い、企業や店舗、個人の事業拡大のお手伝いを...

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