『インスタ映え』はついに流行語!? 堂々とリア充をねつ造する芸能人の潔さ

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昨今、社会問題としてもしばしばフィーチャーされつつある『インスタ映え』なるキーワードは、今年の新語・流行語大賞の有力候補であるという。

 

素人・玄人を問わない多くの人々が、インスタグラムに投稿するのに適した流行や旬を取り入れた、オシャレで華やかな“フォトジェニック”な写真を撮ることに日々奔走し(翻弄され)、一人でもたくさんのフォロワーたちに「いいね!」を押してもらうため、ひたすら“リア充”を追求している。そして、「ホンモノの日常ではリア充をアピールしきれない人」の一部には、大金を支払って「リア充代行サービス」を利用したり、写真を完全にねつ造までするケースも実在するのだそう。

 

そんな風潮が蔓延するなか、「玄人」すなわち、とある芸能人が「インスタにアップしているキラキラした私は嘘っぱちです」と、カミングアウトした……らしい。ORICON NEWSによると、西上まなみ(24)というモデルさんが、

 

『ニノさん』(日本テレビ系)に「SNSに生活を支配された女」として登場した際、「おしゃれカフェで友人と二人で来ている風に見せるため、一人で来ているのに料理を二人分頼む」「落ち込んでいるといっぱいいる友だちに励まされた風を装う(本当は一人で、それっぽいポエムを投稿したかっただけ)」……という涙ぐましい“インスタジェニックの裏側”を暴露し、反響を呼んでいる。

 

……ようである。どうして、わざわざそこまで……? 少々長くなるが、けっこう重要なことを言っている(気がする)ので、とりあえずは西上本人の弁を全文抜粋してみよう。

 

「私は友だちがいないですし、いつも一人でジムに行ったり、ヨガに行ったりと、誰にも会わない生活をしているので、インスタでの私は『自分の理想像』のようなもの。正直本当の私とは正反対なのかもしれないです」

「インスタは自己ブランディングにつながると思うので、こうやって自分の思う“モデル像”で埋め尽くすことで、モデルとしての西上まなみが存在できる気がしますし、演出であっても続けることで、いつか現実になるのではないかと思えるツールであり、私自身(インスタから)夢を与えられているのかもしれないです」

 

つまり、彼女は“自己実現のためのツール”として、“割り切って”インスタに、あえて“ねつ造された自分”を投稿し、「いずれ私はこうなりたい…」をシミュレイトしているわけである。

 

さて。ORICON NEWSでは、この西上のカミングアウトが「反響を呼んでいる」と記されているのだけれど、その“反響”のたぐいをざっと調べてみると……案の定(?)、「やばい」「ひどい」「怖い」「性格クソ」「そりゃ友だちもできでいわ」……ほか諸々、大半が賛否両論の「否」の論調であった。しかし、私は、彼女のこういった“インスタの使用法”は意外に正しいのではないか……と考える。いや、むしろ「潔くて素晴らしい!」とさえ思っている。

 

そもそも、一体どこの誰が「インスタで嘘をついちゃダメ」なんて決まりをつくったのか? それこそ“本人の勝手”ではないのか!? 「インスタ映え」に執着する皆さんも、大なり小なりインスタに映える写真を“確保”するため、シチュエーションを厳選し、写真をせっせと加工したりしているではないか。しかも、じつのところは非日常的なリア充的行為をいかにも日常っぽく見せようと、量産に躍起となっているではないか。“小さな嘘”をついているじゃないか。

 

中途半端な“でっち上げ”を並べられるくらいなら、いっそ「100%でまかせ」と開き直られたほうが、“作品”を見せられる側としても面白い。「ここにある私はすべて虚像です」とお断りを入れてからのキラキラごっこ──インスタグラムの最終進化のかたちを示唆しかねない勇気ある発言だと、私は西上まなみなる淋しんぼうに惜しみない拍手を贈りたい。「友だちがいない」と公言できる女子って、個人的にタイプだったりもするし……w。

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山田ゴメス

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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