ぞうきんに生ゴミ!? 妻がこっそりやっている「コワイ」こと

人間関係

 

■弁当に生ゴミ!? 

 

「夫は弁が立ち、私が何かちょっと言うと百くらい返ってくる。基本的に上から目線で、私のことをバカにしているんですよね。言い返すのはやめて、別の方法でこっそり復讐しています」

 

3歳年上の夫と結婚して18年たつチフミさん(46歳)は、顔をしかめながらそう言う。高校生と中学生の娘たちも、口やかましい夫に辟易としているらしい。

 

「夫にやたらと文句を言われた翌朝は、どうも腹の虫がおさまらなくて……。夫の弁当に生ゴミを入れることもあります。野菜炒めに前日の生ゴミや、タンスの裏のわたぼこりとか。急に体に影響があるわけでもないでしょ」

 

賞味期限切れの食材を使うのは日常茶飯事だとか。それくらい、チフミさんの苛立ちがたまっているということだ。夫に愛想を尽かしながらもお弁当は作らなければならない。そこに彼女自身の「苛立ちがある」のだと言う。

 

 

■夫の洗濯物はぞうきんと一緒に

 

女性は、相手を生理的にイヤになると何もかもがイヤになる。夫が後ろを通っただけで背筋が寒くなるというコズエさん(43歳)は、夫の洗濯物を素手では触れない。

 

「夫の洗濯物を扱うためだけに使っているゴム手袋をしています。もちろん、私や娘のものとは一緒に洗いません。夫の洗濯物はぞうきん、トイレマット、玄関マットと一緒に洗っています。それでも、玄関マットに夫のにおいがついたらイヤだなと思うこともあります」

 

それほど嫌うのは5年ほど前、夫の浮気が発覚したからだ。コズエさんが最初に感じたのは「不潔」だった。そこから一気に夫への信頼も愛情も完全に失せたのだという。

 

「夫の使った箸や食器も別に洗います。とにかく不潔でたまらないと思ってしまって。前は仲がよかったんですよ。それだけに裏切られたショックが大きかった。なのに、夫はたいしたことじゃないみたいに言うから……」

 

経済的なことを考えると離婚はできない。せめて下の子が大学を出るまでは。

 

「もちろん、その後は考えますけどね。あと10年、なんとかがんばろうと思っています」

 

夫とは最低限の会話はする。ときには愛想笑いもする。だがその裏で、10年後の離婚に向けて着々と準備を進めているところでもある。本来は浮気発覚の時点で、夫婦がきちんと向き合って話すべきだったとコズエさんは言う。だが、それを避けた結果が今である。いつかもう一度、本音で話せる日が来ればいいのだが……。

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ノンフィクションライター

亀山早苗

明治大学文学部演劇学専攻卒業後(専攻は歌舞伎)、雑誌のフリーランスライターに。 ライター歴、もうじき30年。離婚歴1回の現在独身。長い間、男女関係に興味を持ち続け、さまざまな立場の男女に取材を重ねてきまし...

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