今や定番! 懐かしの「アクエリアス」缶デザイン
■部活動を思い出す、懐かしのスポーツドリンク
「アクエリアス」は1983年の発売です。大塚製薬「ポカリスエット」、サントリー「NCAA」など大手メーカーがスポーツドリンクを発売したことにより、運動部の練習や試合の間に水分補給することが当たり前になったのは画期的でした。
「ポカリスエット」が1種類の味(グレープフルーツ味といわれる)なのに対し、「アクエリアス」にはレモン味もあったのがポイントでした。
■コカ・コーラならではのスポーツイベント協賛も
これは1990年からの2代目パッケージです。「ポカリスエット」が日常生活の水分補給での飲用も提案しているのに対し、「アクエリアス」は五輪やW杯など、スポーツの大きなイベントに協賛しているコカ・コーラらしく、若手アスリートの支援として、インターハイや高校サッカーなどへの協賛を行っているそうです。このパッケージの時代では、1991年の「世界陸上」東京大会や1992年の「アルベール冬季五輪」の記念缶もありました。
■美少女×ミスチルの豪華なCMを放映
かつての「ポカリスエット」のテレビCMというと美少女が起用されることで有名でしたが、「アクエリアス」はスポーツ飲料ということで、有名スポーツ選手を起用することが多いです。ところが、この「アクエリアス イオシス」はグラビアアイドルのかとうれいこさん、「アクエリアス イオシス レモン」は当時デビューしたばかりの内田有紀さんがCMに出演、CMソングはMr.Childrenの『イノセントワールド』という豪華な組み合わせでした。
当時、スポーツドリンクというと白濁タイプが一般的でしたが、この2品は当時流行したキリンのスポーツドリンク「ポストウォーター」同様、透明なスポーツドリンクでした。
■欧米では「アクエリアス」が売られていない
コカ・コーラは多国籍食品メーカーなので、「アクエリアス」も世界中で販売していると思っている方も多いと思います。実はアジアのみのブランドで、欧米では「パワーエード」というスポーツドリンクを販売しています。テレビで欧米のスポーツイベント中継をご覧になる際は、ちょっとスタジアムの広告に注意してみてください。