【結婚・離婚の幸福論】小室哲哉にどこまで共感できるか? 「介護×不倫」という複雑すぎる形

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音楽プロデューサーの小室哲哉さんが、看護師の女性との不倫疑惑を報じられました。後日、会見を開いた小室さんは、謝罪とともに「僕なりのけじめとして引退を決意しました」と自身の引退も表明しました。

 

小室さんは妻のKEIKOさんと2002年に結婚。2011年にKEIKOさんが病で倒れた後は、小室さんは「妻を支える献身的な夫」としても話題になっていました。それだけに、今回の不倫疑惑の報道について大きな衝撃を受けた人も少なくありませんでした。

 

そもそも、今回の報道は、これまでのさまざまな芸能人や政治家といった人たちの不倫報道とはまったく異なる種類のものだった、という印象があります。まず、不倫というものにあれこれ種類があるのかどうかは別としても、「介護×不倫」ということになると、第三者が判断できる問題ではなくなるからです。

 

介護はそれに携わった人でなければわからないような大変さがあるもの。対象となる人の症状や家族、環境によっても、変わるものでもあります。だからこそ、当事者の気持ちを推察することはできても、本当の意味で共感することは難しいのだと思います。

 

小室さんは、妻の病状について「大人の女性に対してのコミュニケーション、会話のやりとりが日に日にできなくなってきた」と語っていました。病気後の妻について、もっともショックを受けたこととしては「KEIKOは歌手ということで大きな存在だったとは思うのですが、残念ながら音楽に興味がなくなってしまって……」とのこと。妻というプライベートの面と、ともに音楽を愛して生業としている面で、2人の大切なパートナーを失ってしまったかのように感じたのかもしれません。そんな場面であれば、誰でも精神的な支えが必要になって当然のこと。その弱さが今回の不倫疑惑を招いてしまったことも想像できます。

 

小室さんの弱さを示していることとして、会見中の表現に気になる点もありました。「コップの水をすすめてくれる人と、何も言わずに飲む人だと、ついついすすめてくれる人を取ってしまう」という表現です。このことを整理して考えると、目の前に水があったとき、「飲んだほうがいいよ」と小室さんのことをおもんぱかってすすめてくれるのが看護師の女性、「……」と黙って飲むのが今のKEIKOさんということになるでしょうか。だとすれば、つらく苦しい介護生活のなか、一瞬でも自分のことを心配したり、気をつかってくれたりする人にそばにいてほしいと思う気持ちになることがあったとしても、その気持ちを責めるのはなかなか酷なこととも言えそうです。

 

もちろん、だからといって妻以外の女性を自宅に泊めることはルールに反することではありますが、今回のことから「プレッシャーやストレスからはじまる不倫の形もある」ということを知ることはできたのではないでしょうか。

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結婚離婚カウンセラー

岡野 あつこ

All About「離婚」ガイド。TVのコメンテーター、雑誌取材も多く結婚離婚相談実績は27年3万件以上。岡野あつこのライフアップスクールも現在迄に2000人以上の門下生を創出する名門となっている。夫婦問題の悩みを解...

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