一生懸命働いていても給料が増えないのは、給料の決め方を理解していないから

話題

FP村井

一生懸命働いていても給料が増えないのは、給料の決め方を理解していないから

入社後、初めての給料に感動した方は多いだろう。しかし、年を追うことに従い、同期でも給料の違いや重要なポストを任されるなど、嫌でも差が開いていくことを経験していくことになる。

 

なぜ、このような開きが起きてしまうのでしょう。

 

人一倍努力して、残業も不満を言わずに頑張ったとしても、仕事をしたなと思うだけの「自己満足」だけにしかならない場合がとても多いのです。給料は、働いた対価ですが、誰にでもできる労務的な仕事の場合は、給料は低く、専門的な知識を有するような仕事をこなせる人の方が、給料が高いものです。

 

残念ながら、戦後の高度成長期とは違って、働いた分だけ報われる時代ではなくなり、働きながら仕事のスキルを習得したものが昇給対象者として評価されるのです。

 

日々の仕事に追われ、額面明細を見て、嘆き悲しんでいるだけなら何も変わらない。

 

 

■給料アップの仕組みについて勉強してみましょう。
入社した当時は、基本的に誰も同じ額面なのは、誰もが知っていることですが、給料明細の区分を詳しく理解している人は、どのぐらいいるだろうか?

 

給料の構成は、基本給と各種手当の調整給に分類されており、基本給の比重が大きくなっており、賃金事情等総合調査によると、その比率は基本給が9割・手当が1割となっている。ちなみに私が働いた初任給は基本給6対に対して調整給5の割合で構成されており、基本給を低くすることで賞与を抑える仕組みがとなっておりました。

 

もう少し詳しく説明しますと、基本給とは『職務・能力給』のことであり、労働者が与えられた仕事を継続的に処理するためと、能力を伸ばすための必要経費が含まれているのです。

 

私自身は経営者ですが、給料査定には、能力に期待を込めて基本給を定めるようにしておりますし、会社は、社員が稼ぎ出した収益を能力に応じて公平に分配しているにしか過ぎないのです。

 

そもそも、会社が利益を独占しようとする考えにはなく、社会的な存在意義としては、お金を儲けて、税金を納付や給料として還元していくことが会社存続の意義だと思います。

 

この日本は、7割が赤字企業と言われ、法人税を納めていない状態です。お金儲けをすると、後ろめたい気分にさせる風潮がありますが、しっかり納税して日本財政を立て直していくことに繋がるのですから、むしろ評価することの方が良いのではないでしょうか。

 

働く方は、経験や知識を蓄積させて、新たな可能性を創り上げていくことで、それ相当の報酬を受け取ることができるのです。

 

 

■能力アップを資格取得と勘違いしている人が多い。
知識や経験は、蓄積されて開花するものですが、最近資格取得のブームもあって複数の資格を取得する方もいるが、単なる自己満足で終わってしまう場合も多々ある。

 

いくら資格に価値観があっても、使用価値がなければ将来価値は0円のままです。資格は、時間と労力をかければ取得可能なものが多いですが、人が一生涯に生きられている時間には限りがあるものです。

 

時間を費やす価値が無いものに浪費するのではなく、給料を上げることに時間を使えば、それは、投資になり、何倍にもなってあなたの利益になるのです。ただ、誤った勉強されている人も多いかもしれません。

 

人脈づくりと考えて、交流会や自己啓発セミナー・資格取得に岐路を見出そうとする人もいますが、それらに労力を際しても、自己満足して終わるだけではないだろうか。聞いたこと見たことを実践して血や肉にしなければ意味はありませんし、給料もアップしないでしょう。

 

行動を起こすときには、給料アップが確実に見込まれるものかを確かめるべきで、可能性がないのであれば、着手する必要はないし、老後の時間で楽しんでもいいのではと思う。明確な目標があって、勉強会や交流会に参加するのであれば、あなた自身の価値を高め、正当な報酬を請求や起業という考えも生まれてくるのです。

この記事が気に入ったらいいね!しよう

citrusの人気記事をお届けします

SNSで記事をシェア

FP村井

FP村井のプロフィール&記事一覧
ページトップ