副業で不動産投資をするなら…中古ワンルームを選んだほうがいい3つの理由

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『FP大家だけが知っている 資産形成に中古ワンルームを選ぶと失敗しない理由』(齋藤岳志/合同フォレスト)

将来に対する不安が大きくなる中、副業や投資を始める人が増えている。先行きが一向に見えない日本を生き抜くため、サラリーマンとして働く人々も新しい仕事スタイルを見出す動きが活発になってきた。その代表的な選択肢の1つが、不動産投資だ。いわゆる不労所得を安定して得られるということで、長年人気が高い。

 

しかし日本は超少子高齢社会ということで、今後は空き家や空き部屋が増えて、むしろリスクになるのではないか?という懸念もある。「不動産投資で儲かる時代は終わったのか?」。そう思っている人に、諦める前に読んでほしい1冊がある。『FP大家だけが知っている 資産形成に中古ワンルームを選ぶと失敗しない理由』(齋藤岳志/合同フォレスト)だ。

 

本書では、都心の区分マンションのオーナー、つまり都心マンションの中古ワンルーム専門の大家業を足かけ10年営む齋藤岳志さんが、フィナンシャルプランナーと経営コンサルタントの視点から失敗しない不動産投資の極意を紹介している。不動産投資に興味のある人が頭に入れておきたい基本知識から、物件選択で失敗しないポイントや大家業を充実させるテクニックまで、その内容をぎゅっとつめて解説しているので、なかなかその一歩を踏み出せなくて困っていた人にはうってつけの1冊だ。

 

 

■中古ワンルームを選んだほうがいい3つの理由

 

そもそもなぜ齋藤さんは、不動産投資の中でも「中古ワンルームの大家業」を選択したのだろうか。本書でその理由を3つ明かしている。

 

1.一棟ものに比べて購入しやすい価格である
2.管理費・修繕積立金を支払うことで共用部分の管理を管理会社に委託できる
3.入居者の対応も管理会社に委託できる

これらの理由に共通しているのは、どれも「ハードルが低い」ということだ。「比較的リスクが低い」とも言い換えられるので、不動産投資に慎重だった方は、中古ワンルームのオーナーという選択肢も視野に入れてはいかがだろう。

 

また、2の理由がイメージしにくいかもしれないので、本書よりもう少し解説を加えたい。たとえば不動産投資でマンション一棟を保有すると、築年数が増えて設備が古くなったときのため、修繕費用を積み立てておく必要がある。齋藤さんによると、その額は400万円にのぼることも。「せっかく得た家賃収入がぶっ飛んじゃう…」。この現実に、マンションの保有を諦めた人が多いだろう。

 

しかしこれはあくまで一棟ものを保有した場合だ。ワンルーム一室だけを保有した場合、メインで修繕が必要になるのはエアコンや給湯器くらい。どちらも10年単位のスパンで修繕の時期が訪れ、その金額は合わせて30万円程度。これならば、月々の家賃収入でなんとか賄えそうな気がしてくる。

 

一方、マンション全体の管理については、修繕積立金という形でマンションオーナー全員がお金を出し合って、長期的に建物の維持を図る。特に建設会社や管理会社がプロの力で維持してくれるので安心だ。こういった経済面や責任の大きい管理面でのハードルが低いのが、中古ワンルームオーナーの魅力だ。

 

 

■大家業を営む上で大切な心構え

 

本書ではこの他に、「賃貸管理会社から見た、大家として保有してはいけないマンション」、「空き部屋対策に効果的な営業担当との付き合い方」、「入居者から信頼を勝ち取るテクニック」など、不動産投資をするにあたって絶対に知っておきたい知識を紹介している。だが、本書ではもっと根本的な部分についても述べられている。それは「大家業を営む上で大切な心構え」だ。

 

そもそも不動産投資をしたい方は、なぜオーナーになりたいのだろうか。不労所得を得たい。自分らしい人生を生きるため、仕事や人間関係のしがらみから解放されたい。さまざまな理由があるだろうが、そもそも大家業とは、入居者にとって快適な住まいを提供し、長期間気持ち良く住み続けてもらう仕事だ。つまりよこしまな気持ちだけが心を支配している場合、たいてい失敗する。齋藤さんは、本書でこんな言葉を載せている。

 

大家業はサービス業。

とても重みのある言葉ではないだろうか。不動産投資を始めたい方は、まずなぜ大家業を始めたいのか、どういう形で続けたいのか、今一度考えてほしい。

 

また、決してネガティブな部分だけでなく、大家業が向いている人には楽しい職種でもある。その地域にあるそのマンションの一室を借りにくる人はどんな人柄で、どんな生活を送るのか。その生活を送るにあたって、部屋の中にどんな家具やサービスがあれば喜ぶか。「共感」「五感」「配慮」を存分に駆使し、入居者の毎日を快適なものにしてあげる。これに喜びを見いだせる人は、大家業が天職かもしれない。齋藤さんは、どちらかというと女性に向いている職種とも述べている。

 

家賃収入、入居する人を選べる、自分の思い描いたサービスを展開できる。自分の想いを反映させやすく、コントロールしやすいのが不動産投資のメリットであり、その中でも比較的ハードルの低いものが中古ワンルームのオーナーだ。

 

不動産投資に興味がある方は、ぜひ本書を読んでほしい。知識やテクニックを学べるだけでなく、自分自身が大家業に向いているかどうかを理解することもできる。投資とは、自分の将来を明るくするために、一定のお金を注ぎ込むものだ。生半可な知識と覚悟では絶対に成功しない。その第一歩を間違えないためにも、本書を読んで正しい方向へ踏み出してもらいたい。

 

文=いのうえゆきひろ

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