プロの仕事はプロにまかせるべき? 池上彰の「タレントキャスター」批判に賛否

エンタメ

 

芸能ネタを中心とするエンタメ情報メディア『リアルライブ』によると、ジャーナリストの池上彰氏(67)が6月6日、『文春オンライン』にある自身のコラム内で、ニュース番組のキャスターに芸能人が多く起用されていることについて苦言を呈し、物議をかもしている……らしい。30代会社員から寄せられた「最近はテレビの報道番組にジャニーズ(事務所所属のアイドル)をはじめ、たくさんの芸能人が出ている。芸能人が報道に大きく関わっていることについて、(池上氏は)どう考えているか」という質問に対し、池上氏は以下のような指摘をなされている……という。

 

「ニュースを伝えたり、解説したり、コメントしたりする役割を芸能人が務めることには違和感を禁じ得ない」

 

「人気タレントが画面に出ていれば視聴率が稼げるだろうという、さもしい発想が透けて見える」

 

「聞き手に芸能人がいる演出はありだとは思いますが、芸能人がニュースを伝えるのは国際的に見て日本ならではの奇観」

 

「ニュースを伝えるのは現場取材を積み重ねたジャーナリスト。関心のなかった芸能人にカンペを読み上げさせるのは不思議な光景」

 

「日本のテレビ界はプロの仕事はプロにまかせるというルールが確立していない。ニュースはニュースのプロが伝えるべきだと思う」

 

上記した池上氏のコメントを読んだネットユーザーからは、

 

「その通りだと思う」

 

「見た目だけで選んでいるだけだと思う」

 

「よくぞ言ってくれた」

 

「芸能人キャスターは的外れなことばかり言う」

 

……ほか、共感の声が続出しているみたいだが、なかには

 

「誰がやってもテレビ局の意を受けた発言になるのだから顔がいい人間がやればいい」

 

「ジャーナリストがやっても一緒」

 

「台本読むだけでしょ」

 

……といった反論(と言うよりは諦観?)の意見もチラホラ混じっている……のだそう。

 

私は、個人的な見解を述べさせていただくと「芸能人、いわゆる“報道の素人”がニュースキャスターとして起用されること自体は別にかまわない」と考える。『ニュースステーション』の久米宏だって『報道ステーション』の古舘伊知郎だって、最初は報道の世界においては“ほぼ素人”だったわけですから。

 

ただ、池上氏の「ニュースはニュースのプロが伝えるべき」という主張には私もまったくもって同感である。つまり、芸能人だろうがなんだろうが、やるからには月曜から金曜まで毎日出演して、地道な“筋トレ”、試行錯誤を日々繰り返しながら「プロ」を目指すべきなのではなかろうか。ショーンK問題でいきなり『ユアタイム』のメインキャスターに抜擢されてしまったモデルの市川紗椰ちゃんだって、約一年間番組に出続けることによって、降板間際あたりにはいっぱしのジャーナリストへと成長しかけていたではないか。たとえば、私は40歳を過ぎて野球を始めたんだが、10年15年……と、いくら“野球歴”を積み重ねても、週一や週二の練習や試合だけじゃあ、いつまで経っても中高校生時代に毎日練習をこなしてきた“経験者”にはかなわない──つまりが、そういうことなのである。

 

ところで今回、池上氏は同コラムの冒頭で

 

「個々の番組の方針について私はコメントすべき立場にありませんが〜」

 

……とお断りを入れ、

 

「きっと私は古いタイプの人間なのでしょうね」

 

……と文中を〆ている。さすがの如才なさ! さり気なくではあるけれど、炎上防止としてはなかなかに効果的なサンドウィッチ作戦だと見習いたい。

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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