「サッカーW杯で決勝トーナメント進出」と「阪神勝利」の6月29日、そのときスポーツ新聞各紙は…?

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2018年6月29日朝8時過ぎ──私は“いつも”のとおり、ワクワクと胸を高鳴らせながら、近所のセブンイレブンへ向かった。昨夜11時から行われたサッカーW杯1次リーグH組の最終戦・対ポーランド戦は、日本が0-1で敗戦。だが、同時刻に行われていた同組のコロンビア×セネガル戦で、試合終盤にコロンビアが1点リードとなるゴールを決める……その情報を受け、日本は時間稼ぎのボール回しに徹し、結果、(0-1のまま敗戦した)セネガルとは勝ち点4で並んだものの「フェアプレーポイント差」なる順位決定規定により、2位で2大会ぶりに決勝トーナメントへと進出した。

 

いっぽう、やはり28日夜に横浜スタジアムで行われたDeNA×阪神戦で、能見篤史投手が8回から登板し、1回無失点の快投で今季2勝目をあげ(試合結果は2-3で阪神勝利)、プロ野球135人目となる通算100勝をマークした。

 

まさに私にとっては理想的な展開である。国際的なスポーツイベントでニッポンが歴史に残る大躍進を果たした日に我が阪神タイガースもガッチリ勝利し、オマケに“生え抜き”の能見サンが記念すべき100勝目! こういうときは……「○年に一度の皆既日食」「×年に一度の△△彗星」……みたいな稀なる確率で“アレ”が見物できる……かもしれんですよ〜! そう。どこのスポーツ新聞もが、たとえば今回のケースだと「日本決勝トーナメント進出!」といった風な見出しで一面を飾るなか、トラ党の御用新聞・デイリースポーツのみが「能見100勝!」を一面に持ってくる、大半の日本国民を「能見って誰やねん?」とケムに巻く「風物詩」という名の珍現象が……だ。

 

ところが! “いつも”のようにセブンイレブンの新聞棚をいの一番にチェックしてみれば……あれ? なんと!! デイリーまでもがお祭り騒ぎに日和り、「史上初」なんてサブキャッチを付けた、まさかのワールドカップネタ!?

 

 

愕然としながら、スポーツ新聞全紙が置いてある、私の行きつけの喫茶店に足を向けてみたら……ここには何故か

 

「ベイスターズ3連倒に花

能見100勝

感謝」

 

……なる見出しを、ちゃんと一面に持ってきている“正しいバージョン”のそれが置いてあるではないか! 

 

 

おそらく、早朝から営業する喫茶店には“早刷り版”しか届かず、私がセブンイレブンで目撃したのは“刷り直し版”だったってことだろう。

 

そりゃあ、嬉しさのあまりスポーツ新聞全紙をまとめ買いするサッカーファンは少なからず実在するに違いない(※私も2003年と2005年に阪神が優勝した際は、デイリースポーツだけじゃなくスポーツ新聞全紙を買い占めた)。ただでさえスポーツ新聞の売り上げが年々下がりつつある厳しい状況において、せめてこんな日くらいは、アッパーなムードに便乗して少しでも売り上げを伸ばしたい心情は理解できなくもない。

 

しかし! 昨夜のポーランド戦が終わったのは午前1時ごろ──よくよく他のスポーツ新聞を読み比べてみたところ、刷り直したとはいえ〆切りの関係上、ブチ込めた情報は似たり寄ったりな内容の薄さ──だったら、ここは潔く、せめてデイリースポーツだけはデイリーらしく、最後の最後まで「能見100勝!」を貫き通してほしかった。猛省を促しましょう(笑)!

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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