法的に禁止されてはいないけど……女性専用車両へ男性が乗車するのはアリ?否定的な人は●割!

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現在、数多くの鉄道各路線で導入されている「女性専用車両」。痴漢被害に遭いやすい混雑時に利用することで、安心感が得られる女性も多いのではないでしょうか?

 

しかし女性専用車両に対して「男性差別」といった否定的な意見があるのも事実。最近でも男性たちが抗議の意味で意図的に女性専用車両に乗り込み、女性客と口論になった事件がありました。さらにその模様は動画で撮影され、瞬く間に拡散されてしまったのです。

 

 

■女性専用車両に賛成の人は約6割!残りの人は何かモヤモヤ?

 

果たして女性専用車両は必要なのか?今回「日本法規情報株式会社」が行った、女性専用車両に対する意識調査をもとに考えていきたいと思います。

 

まず現代人はそもそも女性専用車両に賛成なのでしょうか?気になる結果は次の通りです。

 

「いいえ」とは断言しにくいけれど、なんとなくモヤモヤ……といったニュアンスを「どちらともいえない」に感じます。

 

一番多いのは賛成意見の「はい」で、63%が該当。明確に「いいえ」と反対しているのはわずか5%ですが、興味深いのは32%の「どちらともいえない」。明確に反対(賛成)ではないけれど、存在に対して何かモヤモヤしたものを感じる……といったニュアンスでしょうか?

 

ちなみに同調査では反対意見を持っている人に対して、その理由も調査しています。結果をさっそくみてみましょう。

 

 

■女性専用車両に対する主な反対意見

 

1位 男性差別だと感じるから……44%

 

2位 他の車両の方が混雑して不公平になるから……32%

 

3位 痴漢防止のための適切な手段ではないと感じるから……11%

 

4位 改札口に一番近い車両にいたい男性に迷惑になるから……8%

 

やはり多いのは「男性差別」の意見。ほか女性専用車両があることで男性の乗客が押し出され、他の車両が混雑するという事態もあるようです。

 

 

■女性専用車両に疑問はあっても、男性が乗ってくるのは“不快”という心理

 

ただ女性専用車両は国土交通省によると「輸送サービスの一環として導入された女性等に配慮した鉄道車両」と定義。法的な強制力はなく、あくまでも男性の理解と協力のもとに成り立っているものだといいます。つまり男性が乗り込んでも罰則等はなく、駅員も強制的に降りるように命じることはできないのです。

 

そのことを踏まえたうえで同調査では「女性専用車両に男性が乗ること」に対し、どう感じるかについて質問。結果は次の通りとなりました。

 

男性の乗車が「法的に禁止されているわけではない」ということは、一応知っておいた方が良さそうです。

 

「不快」と答えた人が48%で半数近く。続いて「法的に禁止されているわけではないので仕方がない」が34%と続きます。「法的に禁止されているわけではない~」のニュアンスはどう考えても男性が乗ることに対して消極的。つまりこの2つを合わせると、82%の人が男性の乗車に対して否定的な意見を持っているのです。

 

女性への痴漢被害はもちろん、男性に対する「痴漢冤罪」の問題も無視できません。女性専用車両が本当にそれらの抑止につながっているか、一度検証が必要かもしれません。

 

これまでの調査結果を総括してみると、女性専用車両に対して明確に賛成している人は63%。一方で女性専用車両に男性が乗ることに否定的な人は82%。つまり「制度に賛成はしていないけれど、男性は乗車するべきではない」と考えている人が2割ほどいる計算になります。この心理は一体何でしょうか?

 

女性専用車両に実際乗車すると、普通の車両より空いているケースがほとんどです。もちろんそれは男性が他の車両に押し出されるためですが、この空間が女性にとって快適なことも事実。もしかすると制度に疑問を持ちながらもその特権を享受している女性の心理が「制度に賛成はしていないけれど、男性は乗車するべきではない」につながるのかもしれません。

 

なかなかセンシティブな問題となっている「女性専用車両」の是非。あなたはどう考えますか?

 

 

【調査概要】

調査主体 日本法規情報株式会社

調査期間 2018年3月22日~2018年4月5日

回答者 699人

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