【働く女の「モテ道場」】付き合ってもエッチはダメ、ゼッタイ。結婚相談所の知られざる「鉄の掟」

人間関係

植草 美幸

 

先日、citrus編集部の担当Oさんから、「結婚相談所って、成婚するまで肉体関係を持てないって本当ですか?」と聞かれました。そう、案外知られていないのですが、結婚相談所には「婚前交渉禁止」のルールがあります。「この自由恋愛の時代に、我慢できないでしょ?」と、編集部内でも話題になったとのこと。なぜだか分かりますか? 今回はいつもとテイストを変えて、「番外編」的に解説します。

 

 

■それなら風俗で婚活すれば?

 

まず、冒頭でお伝えした通り、婚前交渉禁止は本当です。いつまでかというと「退会」するまで。交際期間中に「お互い両思いだね」となってもダメ。交際中のお泊り旅行や家へのお泊りも基本的に禁止で、お互いが結婚の約束をして「ご成婚」となってもまだ許されません。

 

私自身、結婚相手とのセックスは「初夜が楽しみね♪」と結婚式夜まで“おあずけ”しておくことを推奨していますから、このルールには大賛成です。ちなみに、成婚までの流れについては「プロが教える、結婚相談所入会から成婚までの流れ」を参照してください。

 

どうしてこんなルールがあるかというと、会員さんを守るためです。私たちは会員さんに出会いのチャンスを提供し、人生にかかわるつもりでご成婚までしっかりお世話します。ただ、目的はあくまでご成婚であり、セックスの相手を提供する風俗店や出会い系サイトとはまったく違います。ですから、「体の相性を確かめなければ結婚相手を決められない」という考えの方には向いていません。そもそも「体の相性が……」といっちょ前のことを言う人には、「結婚したくてできない現状で、どれだけ恋愛の奥深さを知っているのかしら?」と逆にお聞きしたいわ。

 

 

■「ヤっちゃった人」を待つ厳しい処分

 

恋愛禁止の某アイドルたちは、彼氏の存在が週刊誌やSNSでバレるとグループを強制卒業させられたり、ちょっとした罰ゲームで許されたりします。では、結婚相談所で会員同士の性交渉はどう発覚し、発覚したらどうなるのでしょうか?

 

まず、会員さんご本人や交際相手が肉体関係を持ったと告げてきた場合は、両者に退会していただかなければなりません。後述しますが、お相手とお相手の登録する結婚相談所が関係することですので、「今回だけOK」というわけにはいかないのです。「ご成婚」というテイで「二人そろって退会」していただくケースが多いと思います。

 

もちろん、成功報酬の「成婚料」はお支払いいただきます。本当にご成婚された場合は結婚後も希望があればお話を聞くことがありますが、ルールを破って強制退会同然で「ご成婚」された場合……そのあと本当に結婚するかどうか知ったこっちゃないですからわかりませんね。

 

では、日本中の結婚相談所登録者が会員同士内緒でお泊りしたり、肉体関係を持ったりすることは絶対にないのか、というと何とも言えません。多くの結婚相談所は「日本結婚相談所連盟」(以下、連盟)に入り、連盟が定めたルールに従っています。「うちはいいけど、あそこはダメ」となると、会員さんを混乱させてしまうからです。

 

なお、お見合いは原則、連盟に加盟する結婚相談所の会員同士で行います。大きなところに入会すると登録者数も多く、ルールもきっちりしていますが、フリーの仲人さんや個人の結婚相談所の一部は加盟しておらず、そちらは肉体関係禁止のルールを定めるも定めないも代表者の自由というわけです。

 

 

■それ、残念ながらバレてます

 

もちろん、プライベートなことですから、会員のデートを見張り続け、「取り調べ」のように詮索するわけではありません。でも、婚活アドバイザーはカウンセリングのプロなので、すぐに勘づきます。私の場合、デートの前に全体の流れ、買い物するお店、そこでする会話までシュミレーションして、デート後には振り返りをしてもらいます。なので、おかしいところはわかります。

 

社内恋愛などでも「あれ、あの二人やたら見つめ合っているな? 距離が近いな?」といった些細なことで勘づきますよね。ルールを守ってご成婚し、退会した方からもたくさんお話を聞いていますが、恋愛経験の少ない人ほど肉体関係を持った相手にメロメロになるので“一線を越えたかどうか”は大変わかりやすいのです。隠れてコソコソしようとしてもムダってこと!

 

 

■「意外と胸が大きいんですね」

 

女性会員は、実際に関係を持たなくても「成婚前に迫られた!」と婚活アドバイザーに連絡してきます。たとえばある方は食事デート中、男性にバストをジロジロと見られ、「意外と胸が大きいんですね。あなたのその胸に、思いっきり甘えていいですか?」と面と向かって言われたそうです。断れず「はい、なるべく努力します」と答えてしまい、体の関係を迫られたとのこと。男性が登録していた別の結婚相談所にクレームを入れ、男性には退会していただきました。

 

肉体関係を迫るようなルール違反や迷惑行為が重なると、別の結婚相談所に「もうあそことはお見合いさせられない」と判断されたり、連盟から指摘を受けたりします。担当の婚活アドバイザーが菓子折りを持って各所に謝罪行脚することもあるにはあるのです。

 

以上、知られざる結婚相談所のルールの一つを紹介しました。背景には、ルールがある理由や連盟などシステム上の事情があります。次回は、肉体関係禁止以外のルールも紹介していきます。

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植草 美幸

ファッション発信基地・青山で 1995年に、アパレル業界に特化した人材派遣会社株式会社エムエスピーを創業。その後2009年にその人材派遣業で培ったマッチング能力・人材発掘能力を生かし結婚相談所マリーミーを設立...

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