「さっぱり不倫」を求める40代既婚女性たち

人間関係

 

■家庭を壊すなんて意味がない

 

「さっぱり不倫」を望むカオリさん(44歳)は、不倫経験者だ。互いに家庭がありながら、いや家庭があるからこそ燃えたという。

 

「それは彼と一緒になりたいとかそういうことではないんです。恋愛を楽しむという意味で燃えたの。でも、彼は本気になってしまって『結婚できなければ一緒に死のう』なんて思いつめて。同じ会社だったから、わざと私たちの噂を流したら運良く彼が地方に転勤になった。ほっとしましたよ」

 

好きだけど、恋愛だけど、一緒になりたいわけじゃない。家庭を壊すなんて意味がない。カオリさんは淡々とそう話す。彼にとっては「運命の女性」だったらしいが、彼女は「運命なんてあるわけないでしょ」とつれない。ことダブル不倫においては、どうも女性のほうが冷静なようだ。

 

 

■恋には落ちても愛ではない

 

恋をしたい、ときめきたいと女性はよく言う。だがそれは、家族愛に勝るものではないのだ。

 

「今ダブル不倫していますが、彼とはまさに“恋”です。恋だからこそ続かないかもしれないし、互いの“好き”という気持ちだけで進んでいる。あやふやだからこそ燃える。家族は永続的なもの。夫とも家族愛で結ばれていると実感するし、子どもたちは私の命。だから全然違うものなんですよ」

 

レイコさん(40歳)はしみじみと話してくれた。だからこそ彼が突っ走りそうになると、「明日は会えない、子どもの学校に行くから」と嘘をついても会えない日を作る。

 

「恋はジェットコースターみたいにスリルがあるから楽しいんです。いつでも安定して会えるようなら燃えない。彼は時間がある限り会いたいというタイプなので、私が適度にコントロールしている感じですね」

 

恋をハンドリングして楽しむ女性たち。男たちが「恋愛で癒やされたい」と思うのとは対照的になっている感が否めない。

 

※この情報は2018年8月3日時点のものです

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ノンフィクションライター

亀山早苗

明治大学文学部演劇学専攻卒業後(専攻は歌舞伎)、雑誌のフリーランスライターに。 ライター歴、もうじき30年。離婚歴1回の現在独身。長い間、男女関係に興味を持ち続け、さまざまな立場の男女に取材を重ねてきまし...

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