目には目を。「リベンジ女」たちの怖い行動

人間関係

 

■自分だけ離婚したのが悔しくて

 

ダブル不倫で燃え上がり、「互いに離婚して再婚しよう」と決めたのが7年前。サヤコさんが40歳のときだった。当時、ひとり息子が10歳になったばかり。5歳年上の相手は子どもが中学に入ったばかりだった。サヤコさんは、もともと夫婦関係がよくなかったことに加え、彼に急かされたためすぐに離婚して息子とふたりの生活へ。

 

「ところが彼はいつまでたっても離婚しないわけですよ。彼の子が中学を卒業して高校に入るまで待ったけど、離婚話は進んでいると言うばかり。これは絶対に妻に話していないと思ってせっついたけどのらりくらり。頭に来て、彼の奥さんに手紙や証拠写真を送りつけてやりました」

 

妻は怒って、彼に離婚を要求してきたという。養育費や慰謝料などがとんでもない額になりそうだと彼は頭を抱えた。

 

「そんなの知ったこっちゃありません。彼が『どうしたらいいんだ』と言ってきたので、『私もあなたとは別れる』と宣言してやりました。離婚してから5年も待った私の身にもなれってことですよ」

 

彼はどうやら離婚して苦労している様子だが、サヤコさんは新たな恋をしつつ、息子と仲良く暮らしている。

 

 

■不倫のあげくポイと捨てられ……

 

4年前、一回り年上の既婚男性と恋に落ちたアカリさん(36歳)。「必ず離婚する」という彼の言葉を信じていたが、3年間つきあったあげく「妻に疑われた」とあわてふためいた彼に「ゴミのようにポイと」捨てられた。彼は妻が社長、その父親が会長を務める会社の専務。

 

「そもそもそういう立場で不倫をするのが間違いですよね。私は彼がクビになるだろうと思っていたし、それでも添い遂げるつもりだった。だけど彼はしょせん自分の身がかわいいだけだった。ふざけるなと思いました。だから彼の妻やそのお父さんに直に会ってすべてぶちまけたんです」

 

もちろん、アカリさんはもう彼とつきあう気などなかった。妻もその父親も真摯に話を聞いてくれたという。

 

「その後、彼は平社員に降格されたそうです。ただ、離婚はしてないみたい。彼にとっては離婚するよりつらい道かもしれませんね」

 

とはいえ、アカリさんの心の傷も大きかった。本気で彼を愛し、彼が働けないなら自分で食べさせていく決意までしていたのだから。とても「次の恋へ」などという気持ちにはなれないそうだ。

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ノンフィクションライター

亀山早苗

明治大学文学部演劇学専攻卒業後(専攻は歌舞伎)、雑誌のフリーランスライターに。 ライター歴、もうじき30年。離婚歴1回の現在独身。長い間、男女関係に興味を持ち続け、さまざまな立場の男女に取材を重ねてきまし...

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