3月の販売台数、スバルとマツダ激しい落ち込み

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3月の販売速報が出た。前年同月比97.3%と良くないけれど、新車不足という昨今の情勢を考えればこんなものかもしれません。いや、もう少し正確に書くと、スバルとマツダの販売台数が大きく落ち込まなければ、100%を超えていた。スバルの販売台数は同65.7%。マツダ同75%ですから。ちなみに今年の累計でもスバル前年比81.6%のマツダ85.3%である。

 

理由を探せば両社共に「新車が無かった」ということになるのだろうけれど、スバルの場合、急激に伸びているアメリカ市場だって日本と同じモデルラインアップです(レヴォーグやレガシィB4が無い分、少ない)。マツダも同じ。CX-5以前と比べれば、夢のような車種ラインアップだと思う。営業努力である程度カバーしなければならないことだと考えます。

 

軽自動車は全て厳しい。全体の台数の対前年比83.3%だし、今年の累計も87%。なかでもアカンのがダイハツでしょう。キャストという入魂の作を出したのに同81.7%。全体の平均より悪いのだから深刻だ。広報宣伝商品全て消費者に支持されず。新型車無しのスズキより落ち込みが激しい。もはや軽自動車ブームは完全に終わったと考えていいかもしれません。

 

もちろんスバルもマツダもダイハツも軽自動車も売れない理由は第三者から見ればハッキリ解る。けれど当事者は解らないだろう。いや、売れない理由を言われても認めないと考えます。もう少し詳しく書くと、社内でも解っているヒトはたくさんいる。経営陣のアタマが硬いか、認識不足のどちらかだ。一番解りやすいの、マツダのスライドドア式3列シートミニバン。

 

マツダは売れないからと開発を凍結した。けれどマツダ社内にも「ビアンテとMPVとプレマシーを一本化。ディーゼルを搭載し、マツダらしい走りを実現すれば売れる」と考えている人がたくさんいる。私も興味あります。けれど経営陣に聞くと「売れないから作らない」。現在のマツダは厳しかった時の経営陣が思いきった決断をした、ということを忘れてる。

 

スバルとマツダは絶好調の今こそ足りない部分を補ったら良いのに、と思う。もちろんヒトのことをエラそうに言うつもりはありません。私自身、自分の評価など出来ない。ニンゲンそんなものです。

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自動車評論家

国沢光宏

1958年東京中野生まれ ベストカー編集部を卒業しフリーランスに。以後、冴えない自動車評論家稼業。ベストカー、カートップ、エンジン誌などに寄稿。ラジオやTVのコメンテーターも。WRC出場2回。2005...

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